◆ アイコン : アイコンは、コンピュータに しまわれている、データやコンピュータに対する指令などを、絵で示したものである。絵で表現されているので、その内容や機能が一目で分り、コンピュータを、直感的に操作することが、可能である。
◆ アイソレーションアンプ : アイソレーションアンプは、絶縁増幅器ともいい、アンプの入力側と、出力側とが、互いに絶縁されたアンプである。絶縁とは、入力と出力との間の抵抗が、十分に高く、その間の電流が無視できることをいう。しかし、絶縁アンプは、入出力間では、一定の増幅率の、増幅作用がある。
◆ アイソトープ : アイソトープは、同位元素ともいい、原子核中の、陽子の数は同じであるが、中性子の数が異なる核を持つ元素のことである。たとえは、水素(H-1)、重水素(H-2)、トリチウム(h-3)は、同位元素である。なお、同位元素の中で、放射能をもつものを、放射性同位元素という。
◆ 愛知万博 : 愛知万博は、愛・地球博(2005 年日本国際博覧会)といい、2005.3/25〜9/25 に、愛知県で開かれた。自然の叡智をテーマとし、121 カ国、4 国際機関が参加した。会期中の 185 日間に、2200 万人が入場した。
◆ アイテム : 信頼性用語としての、アイテムとは、信頼性の対象となる、物、系、機器、部品などのことである。
◆ 合隣る 2 点間 : ネットワークにおける、合隣る 2 点間とは、直接データをやり取りする 2 点間のことである。
◆ アイドル : 非同期式 伝送における、アイドルとは、データを送っていない状態をいい、ハイの状態である。データ(キャラクタ)を送るときは、ローの状態にすることによって、データ送信開始を識別する。
◆ アイロン : アイロンは、布などのしわを伸ばすために、熱と圧力とを、布などに加える道具である。通常は、電気アイロンのことを、単にアイロンと呼んでいる。
◆ アイロン台 : アイロン台は、アイロン掛けをするときに使用する台である。アイロン台を使用することによって、アイロン掛けが容易になり、仕上がりが良くなる。
◆ 青 : 青は、色光の 3 原色(色の 3 原色 RGB)の青である。他の 2 色は、赤と緑である。色光の 3 原色とは、発光体が発する色についての、3 原色である。3 原色には、このほかに、色料の 3 原色がある。色料の 3 原色とは、照明された受光体で色を混ぜ合わせたときのものである。
◆ 青錐体 : 青錐体は、青色に感じる錐体であり、S 錐体ともいう。錐体は、視細胞の一種である。視細胞は、光を感じる細胞で、青錐体のほかに、赤錐体(L 錐体)、緑錐体(M 錐体)があり、この 3 つで、3 原色に感じる。全ての色は、3 原色から作ることができる。
◆ 青焼き : 青焼きは、ジアゾ式複写機によって、複写したコピーを言う。画像部分が青色となって現れるので、青焼きと呼んだ。以前は多く使用されたが、現在では、あまり多くは使われていない。
◆ 青焼き機 青焼き機は、青焼きを作る機械である。青焼き自体が、少なくなったので、青焼き機を見かけることは、少ない。
◆ 赤 : 赤は、色光の 3 原色(色の 3 原色 RGB)の赤である。他の 2 色は、青と緑である。色光の 3 原色とは、発光体が発する色についての、3 原色である。3 原色には、このほかに、色料の 3 原色がある。色料の 3 原色とは、照明された受光体で色を混ぜ合わせたときのものである。
◆ 赤錐体 : 赤錐体は、赤色に感じる錐体であり、L 錐体ともいう。錐体は、視細胞の一種である。視細胞は、光を感じる細胞で、赤錐体のほかに、青錐体(S 錐体)、緑錐体(M 錐体)があり、この 3 つで、3 原色に感じる。全ての色は、3 原色から作ることができる。
◆ あかり : あかりは、照明のことであり、電灯照明も あかり であるが、あかりという語感からは、ろうそくなどの、火を燃やした あかりが、ふさわしい。
◆ 明るさ : 照明は、明るさで評価される。明るさの単位には、発光体の光の量(光束 lm ルーメン)、光の強さ(光度 cd カンデラ)、単位面積当りの光束の量(輝度 cd/m2)、受光体に入射する光の量(照度 lx ルクス)がある。
◆ 秋葉原 : 秋葉原は、東京の(というよりも世界的な)電気街である。家電、パソコンなどの販売店が立ち並ぶ場所を、電気街という。東京の秋葉原と、大阪の日本橋が、有名であるが、その他の各都市にも、電気街がある。
◆ アキュムレータ : アキュムレータには、各種の意味があるが、ここでは、コンピュータの CPU の中で、中心となる、レジスタのことである。アキュムレータに入っているデータが、コンピュータの演算の対象となる。すなわち、アキュムレータに入っているデータを、演算装置で、演算を行い、その演算結果が、アキュムレータに戻される。
◆ アクイジションタイム : アクイジションタイムは、AD コンバータなどで、サンプリングを開始してから、AD 変換の出力が確定するまでの、時間である。
◆ アクセス : アクセスは、接近であるが、コンピュータの分野では、アクセスは、メモリなどの読み書き(リード/ライト)のことをいう。
◆ アクセスビリティ : アクセスビリティは、操作性といい、誰でもが操作が し易いことをいう。一般に、高齢者や障害者に対するアクセスビリティが高ければ、健常者のアクセスビリティは確保される。このことから、アクセスビリティとは、高齢者や障害者が、操作し易いという、意味で使用されることも多い。
◆ アクセスポイント : アクセスポイントは、無線 LAN のアクセスポイントのことで、ブロードバンドルーターの機能を持ったノードのことである。
◆ アクチュエータ : アクチュエータは、入力されたエネルギーを物理的な運動量に変換する装置である。空気圧で駆動する 空気圧式アクチュエータ、油圧で駆動する 油圧式アクチュエータ、電気で作動する電気式アクチュエータがある。
◆ アクティブ : アクティブは、能動的なという意味であって、その反対が非アクティブである。ここでは、論理(ロジック)のアクティブと非アクティブについて、説明する。論理(2 値論理)は、たとえば、2 値が電圧のハイとロートに対応させる。このとき、電圧のハイを真(1)に、電圧のローを偽(0)に対応させれば、ハイがアクティブ、ローが非アクティブである。逆に、電圧のハイを偽(0)に、電圧のローを真(1)に対応させれば、ローがアクティブ、ハイが非アクティブである。
◆ アクティブ回路 : アクティブ回路とは、アクティブな素子を有する回路である。アクティブな素子とは、たとえばオペアンプのように、電源が供給され、増幅作用がある回路のことである。これに対してパッシブ回路は、パッシブな素子、たとえば抵抗やコンデンサなどだけで構成された回路をいう。
◆ アクティブスターカプラ : アクティブスターカプラは、光ファイバ伝送用の部品であって、光入力を、一度電気に変換して、再び光に変換するタイプの、スター形の光カプラ(光結合機)である。
◆ アクティブフィルタ : アクティブフィルタは、オペアンプやトランジスタなどのアクティブ回路と、抵抗、コンデンサやコイルのパッシブ部品とを組み合わせて構成した、フィルタである。アクティブ素子を持たないで、抵抗、コンデンサやコイルだけで構成したパッシブフィルタよりも、小形、高性能のフィルタを作ることができる。
◆ アーク灯 : アーク灯は、アーク放電を利用した電灯である。電気照明の最初は、アーク灯である。アーク灯は、先端を尖らせた 2 本の炭素棒を向かい合わせて、その間に放電(アーク放電)させるもので、紫外線が多い、強い光を発する。
◆ アーク放電 : アーク放電は、放電の形が、アーク(弓)状になることから、名づけられた。電気溶接と同じ原理であり、約 4500 ℃になり、紫外線が多い、強い光を発する。
◆ アーケードゲーム : アーケードゲームは、業務用コンピュータゲームのことである。おもに、ゲームセンターなどの、アミューズメントスポットに設置され、 1 プレイごとに料金を徴収するのが、一般的である。筐体に直接硬貨を投入するタイプが多い。
◆ 鮮やかさ : 鮮やかさは、色の彩度のことである。色の属性には、色相(色合い)、明度(明るさ)、彩度(鮮やかさ)の 3 つがある。彩度は、高い、低いでその度合いを表す。彩度が最も高いと、鮮やかな原色となり、彩度が低くなるにつれて、くすんだ、色を感じない色にへんかし、最後には、無彩色になる。
◆ 足入れ布団 : 足入れ布団は、電熱器を組み込んだ布団である。足の部分に使用する布団であって、足を包み込むカバーが付いている。
◆ 足踏式ミシン : 足踏式ミシンは、足で踏んで使用するタイプのミシンである。最近は、ほとんどが電動式ミシン、さらには電子ミシン、コンピュータミシンであるが、昔は、足踏みミシンが使われていた。
◆ 圧縮(気体の) : 気体を圧縮するときに、外界からの熱の供給が無いときは、これを断熱圧縮という。断熱圧縮のときは、温度が上昇する。圧縮時に、温度が変化しないように、圧縮による熱を奪う方式を、等温圧縮という。また、きた気体を圧縮することによって、気体が液体に変化するとき、これを、相転移という。相転移に伴う発熱(気体→液体)や、吸熱(液体→気体)の熱量を、潜熱という。
◆ 圧縮(論理の) : 論理圧縮とは、論理式から、無駄な記述を取り除くことである。無駄な記述は、単に回路の無駄使いになるだけでなく、テストの支障になる。ゲート論理の圧縮は、標準積和形への変換によって行われる。人手による圧縮の手法には、カルノー図を使った方法がある。ソフトウェアによる圧縮法には、クワイン/マスキー法などがある。
◆ 圧縮応力 : 圧縮応力は、物体に掛かる応力であって、物体を圧縮する方向に働く応力である。なお、応力は、単位断面積当たりの力である。
◆ 圧縮機 : 圧縮機は、コンプレッサともいい、圧縮を目的とした機械または、機器である。圧縮の対象は、空気などの気体と、音量とがある。ここは、気体の圧縮を行う、圧縮機のことである。圧縮機は、圧縮のやり方によって、シリンダ内をピストンが往復する往復動形圧縮機、シリンダ内でロータを回転させるロータリ圧縮機、ガスを羽根車で吸い込み遠心力を利用するターボ圧縮機、ケーシング内部に 歯を持つ 2 本のロータの噛み合いよるスクリュー圧縮機、電磁石とスプルリングによってプランジャを往復させる振動式(小形)などの、機種がある。
◆ 圧縮試験 : 圧縮試験は、材料試験の一種である。材料試験は、試験片に性的な荷重を加え、そのときの変形応答から、材料の力学的特性を調べる試験である。圧縮試験は、圧縮荷重を加える試験である。材料試験には、このほか、引張試験、曲げ試験、せん断試験がある。
◆ アース : アースは、グラウンド(グランド)、接地 ともいい、基本的には、大地に電気的に接続することをいう。ただし、大地でなくても、大地に代わる、電位の基準となる場所への接続も、アースと呼ぶ。たとえば、航空機内では、機体に接続することがアースである。アースの目的はいろいろある。雷撃から建物を保護する避雷針用アース、雷サージから機器を保護する避雷器用アース、感電防止や静電気防止用アース、シールドやノイズ フィルタなどの EMC(電磁的両立性)用アース、電位の基準となるアース、電気防食などの機能用アースがある。
◆ アスタチン : アスタチンは、原子番号 85 の元素で、元素記号は At である。いくつかの同位元素が存在するが、安定なものは存在しない。最も半減期の長い アスタチン 210 で、半減期は 8.3 時間である。昇華性があり、ヨウ素に似た化学的特性を持つ。
◆ 校倉造 : 校倉造は、角材を横に重ねて外壁とした構造の建物で、奈良の正倉院の校倉造が、最も有名である。
◆ アセンブラ : アセンブラは、コンピュータが、直接理解できるプログラム言語であるマシン語と、1 対 1 に対応したプログラミング言語である。アセンブラで書かれたプログラムを、マシン語に翻訳するプログラムである。アセンブリ言語ともいう。
◆ アセンブリ : アセンブリは、アセンブラ(アセンブリ言語で書かれたプログラムを、機械語に翻訳するプログラム)によって、翻訳する作業ことも、アセンブリというが、ここでは、部品を組み立てる作業のことを言う。
◆ アセンブル : アセンブルは、アセンブラ(アセンブリ言語で書かれたプログラムを、機械語に翻訳するプログラム)によって、翻訳する作業ことをいう。なお、組み立てること一般も、アセンブルである。
◆ アダー : アダーは、加算回路(加算器)のことである。通常は 2 進数の加算器を指す。負数(マイナスの数)として、 2 の補数を使用すれば、減算も行うことができる。
◆ アダプタ(商用電源の) : アダプタは、ここでは、電源アダプタのことである。商用電源の仕様は、国によって異なる。電源周波数や電圧が同じであっても、コンセント(差込み)の形状が異なる場合もある。アダプタは、この電源仕様の相違を吸収して、自国用のコンセントを使用できるように変換する器具である。
◆ 厚さ計 : 厚さ計は、板、膜などの厚さを測る計器である。計る対象によって、機械式厚さ計、空気マイクロメータ、超音波式厚さ計、放射線式厚さ計、赤外線厚さ計、光線式厚さ計、電気式厚さ計などがある。
◆ 圧力 : 圧力は、単位面積あたりに掛かる力であり、その単位は、Pa(パスカル : 1 N(ニュートン)/m2)である。血圧は、水銀柱で、mmHg を使用する。その他、気圧(アトム atm 1013.25 ヘクトパスカル ヘクト = 100)、真空に Torr(トール)が、用いられる。また、ゲージ圧が、使われる。ゲージ圧は、大気圧に対する差圧である。大気圧は、低気圧の接近や高度などによって変化するが、流れ出すか、引き込まれれるかを見るには、便利である。
◆ 宛先アドレス : 宛先アドレスは、LAN などの通信において、各ノード(通信を行う装置)にアドレス(番地)を付け、送信の相手先を指定する。その宛先のアドレスを宛先アドレスという。なお、送信元のアドレスを送り元アドレスという。
◆ アドウェア : アドウェアは、インターネットなどにおけるソフトウェアの一種である。アドウェアは、ユーザーの画面に強制的に広告を表示させる代わりに無料で使用できるソフトウェアである。アドウェアの中には、ユーザーのコンピュータの環境や、ウェブ ブラウザのアクセス履歴などの情報を、自社や顧客企業に通知して、その内容に応じた広告内容を設定するなどの機能を持つものがある。このような機能を持つソフトウェアを、スパイウェアという。
◆ アドバンスト制御 : アドバンスト制御とは、通常の PID 制御よりも、何らかの意味で、より高度な機能を持つ制御を言う。比較的簡単で、多く使用されるアドバンスト制御は、カスケード制御である。
◆ アドホック : アドホックは、アドホックモードのことで、無線 LAN の通信方式の一つである。無線 LAN の一般的な方式は、インフラストラクチャーモードといい、アクセスポイント(基地局)を介して通信を行う。これに対してアドホックモードは、アクセスポイントを介さずに、基地局同士が、直接通信を行う。
◆ アットライン分析計 : アットライン分析計は、プロセス分析計であるが、オンラインではなく、サンプル(試料)を手動で分析計に供給する方式の、分析計である。
◆ アドレス(HDLC の) : HDLC のアドレスは、8 ビットである。HDLC は親子式であり、親局は、子局のアドレスを指定して送信し、子局は、自己のアドレスをアドレス部に入れて送信を行い、自己のアドレスが付いた送信を受信する。親局は、自己が送信した以外のフレームを全て受信する。なお、局数が多い場合は、アドレスを拡張することができる。
◆ アドレス(メモリの) : コンピュータのメモリのアドレスは、一定ビット数のワード(語)を単位として、ワードごとに付けられている。コンピュータの CPU(中央演算装置)は、メモリのアドレスを指定して、指定したアドレスのメモリの内容を読み書きする。
◆ アドレス部(HDLCの) : HDLC のアドレス部は、8 ビットである。HDLC は親子式であり、親局は、子局のアドレスを指定して送信し、子局は、自己のアドレスをアドレス部に入れて送信を行い、自己のアドレスが付いた送信を受信する。親局は、自己が送信した以外のフレームを全て受信する。なお、局数が多い場合は、アドレスを拡張することができる。
◆ アートワーク : プリント配線基板のアートワークは、プリントパターンを描く作業である。以前は手作業で描いていたが、最近では、CAD(コンピュータエイデッドデザイン)で自動作成することができる。
◆ アナログ : アナログは、数や量を、連続的な物理量(長さ、角度、電流など)で、表現する方式である。または、その方式による物の頭に冠する言葉(たとえば アナログ時計)である。アナログに対する言葉が、ディジタル(デジタル)である。現在では、アナログは、ディジタルでないという意味で使われることも多い。
◆ アナログ IC : アナログ IC は、リニア IC ともいい、アナログ回路を IC 化したものである。アナログ回路とは、アナログの電気信号を取り扱う電子回路である。IC は、集積回路といい、特定の機能を果たす電気回路を、一つの小形パッケージに収容した半導体素子である。すなわち、小さな半導体の基板上に、微細な回路を構成したものである。
◆ アナログ演算 IC : アナログ演算 IC は、アナログで演算を行う IC であり、単にアナログ IC ともいう。IC は、集積回路といい、特定の機能を果たす電気回路を、一つの小形パッケージに収容した半導体素子である。すなわち、小さな半導体の基板上に、微細な回路を構成したものである。
◆ アナログ回路 : アナログ回路は、アナログ電気信号を取り扱う回路である。アナログとは、連続した入力信号の変化に対して、出力信号の状態も、連続的に変化する回路をいう。
◆ アナログコンピュータ : アナログコンピュータは、加減算や微積分などを行うコンピュータであって、その演算を、アナログでおこなう。アナログコンピュータは、演算増幅器によって構成され、演算増幅器を組み合わせて、所定の演算を行う。以前は、かなり使われたこともあるが、現在では、ディジタルコンピュータによる、回路シミュレーションを利用してアナログ演算を行う方式が、使用されている。
◆ アナログスイッチ : アナログスイッチは、アナログ信号を、スイッチングすることができるスイッチであって、FET や、ダイオードを素子として使用した、半導体スイッチのことである。機械式のリレーもアナログ信号をスイッチできるが、慣例として、アナログスイッチとは呼ばない。
◆ アナログ制御 : アナログ制御は、制御変数や操作変数にアナログを使用する制御の方式である。最近は、ディジタル制御が多くなっているが、フィードバック制御の基本は、アナログ制御である。
◆ アナログディジタルコンバータ : アナログディジタルコンバータは、AD コンバータともいい、アナログ信号をディジタル信号に変換する変換機である。積分形 AD コンバータ、V/F 形 AD コンバータ、電荷平衡形 AD コンバータ、比較形 AD コンバータ、デルタシグマ形 AD コンバータなどの機種がある。
◆ アナログディジタル変換機(器) : アナログディジタル変換機(器)は、アナログディジタルコンバータと同じである。
◆ アナログテレビ : アナログテレビは、現在使用している普通のテレビである。しかし、このアナログテレビは、廃止され、2011 年までに、ディジタルテレビに移行することになっており、すでにディジタルテレビの放送が始まっている。
◆ アナログテレビ放送 : アナログテレビ放送は、現在使用している普通のテレビ放送である。しかし、このアナログテレビ放送は、廃止され、2011 年までに、ディジタルテレビ放送に移行することになっており、すでにディジタルテレビの放送が始まっている。
◆ アナログ動作 : アナログ動作は、ディジタル動作に対する言葉で、アナログで動作する回路のことを言う。
◆ アナログ時計 : アナログ時計は、指針が回転して、時刻を表示する時計のことである。これに対して、ディジタル時計は、時刻を数字で表示する。
◆ アナログ放送 : アナログ放送は、現在の放送であって、アナログ信号で放送している。ただし、アナログ放送は廃止され、2011 年に、ディジタル放送に一本化されることになっている。
◆ アナログマルチプレクサ : アナログマルチプレクサは、複数のアナログ 信号源から、選択した一つのアナログ信号を選択して取り出すための、切り替えスイッチである。信号は、回線(2 本の線)によって伝わるが、この 2 本を共に切り替える両切りスイッチのものと、1 本を共通線として、1 本だけを切り替える片切りスイッチのものとがある。
◆ アナログ量 : アナログ量は、時間的、空間的に連続して変化する量である。連続とは繋がっていて切れ目のないことを言う。これに対して、ディジタル量は、非連続であり、切れ目がある。
◆ アネロイド血圧計 : アネロイド血圧計は、アネロイド圧力計を使用した、指針形の血圧計である。アネロイド圧力計は、2 枚の皿状の円板の中に板バネを入れ周囲を溶接して、中を真空にしたものである。気圧の変化による変形を指針で表示させる。
◆ アノード : アノードは、導線から電流が流れ込む電極のことである。電池においては負極とも呼ばれる。また、真空管や、電解槽では、陽極ともいう。ここでは、ダイオードの陽極のことであって、アノードにプラスの電圧を掛けると、電流が流れ(順方向電圧)、アノードにマイナスの電圧を掛けると電流は流れない(逆方向電圧)。
◆ アーパネット : アーパネットは、アメリカ国防総省高等研究計画局(ARPA)が構築し、1969 年から運用を開始した、コンピュータネットワークで、現在のインターネットの前身である。なお、アーパネットに、TCP/IP が全面的に採用されたのは、1983 年である。
◆ アパーチャジッタ : アパーチャジッタは、アパーチャタイムが、入力信号の大きさにしたがって、毎回ふらつくことである。アパーチャタイムは、AD 変換機における、サンプホールド回路において、ホールドを開始してから、スイッチが開き終わるまでの時間である。
◆ アパーチャタイム : アパーチャタイムは、AD 変換機における、サンプホールド回路において、ホールドを開始してから、スイッチが開き終わるまでの時間である。
◆ アップスキャンコンバータ : アップスキャンコンバータは、コンピュータなどからの、画像出力信号を、水平同期周波数の異なるテレビや、ディスプレイなどに対応させるために、高い周波数に変換する装置である。家庭用ゲーム機、ビデオからの出力、テレビ用の信号などを、コンピュータ用のディスプレイで表示させるために使用することが多い。
◆ アブソリュートエンコーダ : アブソリュートエンコーダは、ロータリエンコーダの一種であって、回転角度の絶対値を出力するエンコーダである。これに対して、インクリメンタルエンコーダは、回転角度の相対値、すなわち、回転角度の変化分が出力となる。
◆ アプライトピアノ : アプライトピアノは、縦形のピアノである。これに対してグランドピアノは、平形である。本来、ピアノはグランドピアノであり、理想的なピアノである。アプライトピアノは、音響的には、理想とはいえない部分もある。
◆ アプリケーション(プログラムの) : コンピュータプログラムのアプリケーションは、アプリケーションプログラムといい、アプリケーションソフトウェアともいう。実際にユーザーが必要とする仕事を実行するプログラムである。通常アプリケーションプログラムは、OS(オペレーティングシステム)の管理の下で実行される。
◆ アプリケーション層(OSI の) : OSI のアプリケーション層は、OSI 参照モデルの第 7 層(最上位層)のプロトコルであり、直接ユーザーがアクセスする階層である。ユーザーは、OSI の下位の階層を意識することなく、OSI を利用することができる。OSI のアプリケーション層のプロトコルには、HTTP(ウェブ(ホームページ)用)、FTP(ファイル転送)などがある。
◆ アプリケーション層(TCP/IP の) : TCP/IP のアプリケーション層は、TCP/IP の最上位層プロトコルであり、直接ユーザーがアクセスする階層である。ユーザーは、TCP/IP の下位の階層を意識することなく、CP/IP を利用することができる。TCP/IP のアプリケーション層のプロトコルには、仮想端末プロトコル、ファイル転送プロトコル、メール配送プロトコル、ウェブサーバープロトコルなどがある。
◆ アップル社 : アップル社は、iMAC ブランドのパソコンメーカーであり、iPod ブランドの、音楽プレーヤーとその楽曲の配信を行っている会社である。
◆ アップロード : アップロードは、ネットワークを介して、クライアントコンピュータに保存されているデータを、サーバコンピュータに転送することである。逆に、サーバコンピュータからクライアントコンピュータに転送することを、ダウンロードという。
◆ アベイラビリティ : アベイラビリティは、可用性といい、システムの壊れ難さの指標であり、信頼性用語である。アベイラビリティの高いシステムは、ほとんど障害が発生せず、安心して使えるシステムである。逆に、アベイラビリティの低いシステムは、障害が発生しやすく、障害が発生したときは、なかなか、復旧しないシステムである。
◆ 尼崎 : 尼崎市は、兵庫県の東端にあり、東は大阪市に、西宮市に接している、工業都市である。ここでは、織田信長、羽柴秀吉時代の話として紹介されている。
◆ アマチュア無線 : アマチュア無線は、アマチュアであるが、無線免許を取得して、無線通信を楽しむ、人たちのことである。広く、地球の裏側とも交信する。通常は趣味であるが、震災などの非常時には、重要な通信網として活躍する。
◆ 誤り見逃し : 誤り見逃しは、伝送誤り制御を行っているにも関わらず、伝送誤りが発生したことを見逃してしまう、現象である。伝送誤りの発生は、確率現象である。伝送誤り制御も、また、確率現象である。したがって、伝送誤り制御を行っていても、なおかつ、誤り見逃しをゼロにすることは、理論的には、不可能である。しかし、誤り見逃しの確率を、実用上ゼロとみなせる程度に抑え込むことができれば、それで、十分である。
◆ 誤り見逃し率 : 誤り見逃しは、確率現象であるから、伝送誤り制御を行っていても、伝送誤りの発生を見逃す確率を、ゼロにすることは、できない。伝送誤り発生を見逃す確率が、誤り見逃し率である。
◆ アリアス : アリアスは、エイリアスともいう、アナログの連続な関数をサンプリングして、時間的に飛び飛びな値にしたときに、発生する現象である。アリアスは、サンプリングした元の信号には含まれていない周波数の信号が、サンプリングしたことによって、現れる現象である。たとえば、60 Hz の正弦波形を、50 Hz でサンプリングすると、60 - 50 = 10 Hz の正弦波形が現れる。この 10 Hz の信号は、元の信号波形には全く含まれていない波形であり、これがアリアスである。たとえば、映画などで、車の車輪が、本当の回転とは逆の方向に、ゆっくりと回っているように見えるのが、アリアスである。
◆ アルカリイオン水 : アルカリイオン水は、カルシウムイオンを含む水を、直流電流で電気分解したときに、陰極側に得られる水であって、pH 値が高く(pH : 9〜10)、水素、水酸化カルシウムを含む水である。アルカリイオン水は、飲用して、慢性下痢、消化不良、胃酸過多などに有効である。
◆ アルカリイオン整水器 : アルカリイオン整水器は、電解水(電解機能水、アルカリイオン水)を作る装置であろ。電解水は、水道水などを直流電圧で電気分解することによって得られる。電解条件によって、様々な電解水が得られるが、衛生管理に使用されるものと、飲用に用いられるものとがある。アルカリイオン水は、後者に属する。
◆ アルカリ乾電池 : アルカリ乾電池は、正極に二酸化マンガン、負極に粉末亜鉛、電解液に水酸化カリウムを用いた電池で、内部抵抗が低く、作動電圧が安定している。ディジタルカメラやストロボなどの、大電流を必要とする用途から、中・軽負荷用まで、幅広く使われている。
◆ アルカリ金属 : アルカリ金属は、元素の周期律表で一番左側の 1 族(水素を除く)属する元素で、非常に柔らかく、軽い金属である。また、反応性に富んでいる。Li(リチウム)、Na(ナトリウム)、K(カリウム)、Rb(ルビジウム)、Cs(セシウム)、Fr(フランシウム) が、アルカリ金属に属する。
◆ アルカリ蓄電池 : アルカリ蓄電池は、二次電池に属し、通信システムや新幹線など、災害時用の予備電源にも使われている、信頼性の高い電池である。プラス極はオキシ水酸化ニッケル、マイナス極 カドミウム、電解液 アルカリ水溶液である。二次電池とは、充電可能の電池である。これに対して、充電しない使い捨ての電池を、一次電池という。
◆ アルカリ電池 : アルカリ電池は、従来のマンガン電池と比べ、寿命が長く、大電流が得られる。このため、現在では、アルカリ電池が乾電池の主流になっている。電解液に苛性仮を使用する。なお、充電式アルカリ電池や、その充電器もある。
◆ アルカリ土類金属 : アルカリ土類金属は、元素の周期律表の第 2 族元素のうち、カルシウム(Ca)、ストロンチウム(Sr)、バリウム(Ba)、ラジウム(Ra) をいう。以前は、第 2 族元素全体をアルカリ土金属と呼んだこともあったが、現在では、ベリリウム(Be) とマグネシウム(Mg) はアルカリ土金属には含めない。
◆ アルカリボタン電池 : アルカリボタン電池は、作動電圧が高く、高容量で、しかも低温特性が優れている。正極に二酸化マンガン、負極に亜鉛、電解液に苛性カリ水溶液を使用する。電卓、電子玩具、小形ラジオなどの、比較的低負荷の用途に適している。耐漏液性に優れ、長期間の貯蔵が可能である。アルカリボタン電池は、酸化銀電池、水銀電池と外観、寸法が同じで、これと互換性がある品種も多いが、使用条件に適合した機器に使用しなければならない。
◆ アルコール : アルコールは、炭化水素の水素原子を水酸基で置換した化合物の総称である。ただし、ベンゼン環の水素原子を置換したものはフェノールと呼び、アルコールとは言わない。また、最初にアルコールとして認識された物質が、エタノールであった為、特に断らず単に「アルコール」と言った場合は、通常は、エタノールのことを指す。エタノールの、用途別の使用量は、飲用22%・工業用10%・燃料用68% である。アルコール飲料は、エタノールが含まれた飲料である。日本の酒税法では、アルコール分を 1 % 以上含む飲料と定義されている。アルコール度数は、アルコールの容量 % のことである。プルーフは、英語圏では 1/1.75 度、米国では 1/2 度である。
◆ アルゴン : アルゴンは、原子番号 18 の元素であって、希ガスに属している。赤色の放電管や、白熱電球、蛍光灯などの封入ガスに用いられる。
◆ アルミサッシ : サッシとは、窓枠のことで、古くは木製であったが、その後、鉄製、さらにはアルミ製のものができ、現在では、アルミサッシが主流である。最近では、結露の防止や保温性を重視した、樹脂製のものもある。アルミサッシには、一般サッシ、防音サッシ、断熱サッシ、改修用サッシ などがある。なお、サッシには、継続して更新されるウェブページという意味もある。
◆ あんか : あんか は、行火と書き、暖房器具一種である。こたつ(炬燵)に類するが、あんかは、可搬性のものを言う。古くは、炭火、豆炭などを用いたが、最近は電気あんか である。電気あんかは、シート状の平形のものが多い。
◆ 暗号 : 暗号は、当事者以外には、意味が分らないようにし、当事者間でのみ理解できるように取り決めた、特殊な器記、文字、または、その手順や方式のことである。送信者が書いた元になる文を平文、暗号文に変換する作業を暗号化、受信者が暗号文を元の文章に戻すことを復号化という。暗号化や復号化を行うための手順をアルゴリズム、暗号化に用いるパラメータを、鍵またはキーという。
◆ 暗号化 : 暗号は、当事者以外には、意味が分らないようにし、当事者間でのみ理解できるように取り決めた、特殊な器記、文字、または、その手順や方式のことである。送信者が書いた元になる文を平文、暗号文に変換する作業を暗号化、受信者が暗号文を元の文章に戻すことを復号化という。暗号化や復号化を行うための手順をアルゴリズム、暗号化に用いるパラメータを、鍵またはキーという。
◆ 暗号機 : 暗号機は、暗号を扱うための機器で、暗号を作成する暗号化、暗号を解読する復号化などを行う。
◆ 暗号文 : 暗号文は、暗号化された文章であって、送信者が書いた元になる文を平文、暗号文を平文に戻す作業を復号化という。
◆ 暗算 : 暗算は、紙と鉛筆やソロバン、電卓などを使わないで、頭の中で計算を行うことである。ソロバンが上達すると、暗算の能力も高くなる。
◆ 安全 : 安全は、セーフティまたはセキュリティのことである。セーフティとセキュリティとは、同義語と考えてよいが、不正な侵入や情報漏えい などに対するものをセキュリティ、地震や事故などに対するものをセーフティと呼んで、使い分けることもある。安全は、ある意味では、絶対的なものとして、確保しなければならないが、やはり、経済性を考慮する必要もある。経済性を考えるときは、信頼性の考え方が適用され、アベイラビリティで評価すればよい。
◆ 安全運転 : 安全運転は、単に心がけの問題ではなく、必要な設備、装備を整えなければならない。また、実際の運転時だけでなく、事前事後の整備やチェックが重要である。自動車の安全運転の要点は、(1) 健康な状態での運転を心がける。(2) 追い越しは慎重に。(3) 車間距離を保つ。(4) 駐車するときは十分気をつけて。(5) 路面状況が悪いときは、細心の注意を払う。などである。
◆ 安全動作領域 : 安全動作領域は、パワー素子を安全に使用することができる、使用条件の範囲である。安全動作領域は、電流の最大定格、損失の最大定格、降伏による制限、電圧の最大定格の全てを満足する領域である。なお、安全動作領域は、素子の周囲温度や、放熱条件によって変化するので、必要な、ディレーティングを行う必要がある。放熱器を使用するときは、放熱器の大きさによって、ディレーティングの程度が変化する。
◆ アンダーサンプリング : アンダーサンプリングは、サンプリング定理よりも低い周波数でサンプリングを行うことであり、サンプリング定値に違反しているから、元の信号は失われ、エリアスが発生する。なお、このエリアスを利用して、高周波の搬送波を検波する目的で使われる。アンダーサンプリングの逆は、オーバーサンプリングである。
◆ 安定 : 安定とは、制御系系において、目標値を変更したり、外乱が加わったときに、一時的に制御変数の値が乱れるが、目標値の変化が停まり、または外乱が取り除かれたときに、この一時的な制御変数の乱れが収まって、再びもとの関係が保たれるとき、この系は安定であるという。
◆ 安定化 DC 電源 : 安定化 DC 電源は、電子回路用の電源装置であって、その負荷が変動しても電源装置の出力電圧が、十分に一定に保たれる直流の電源装置をいう。
◆ 安定器(蛍光灯の) : 蛍光灯の安定器は、ランプの始動に必要な始動電圧を与え、電極に適正な予熱電圧を供給して、ランプを始動し、始動後は、ランプ電流をランプに適合した値に制御する役割を持つ。
◆ 安定限界 : 安定限界は、フィードバック制御において、ちょうど持続振動を起こす条件である。安定限界よりも制御が緩いときは振動しないか、または振動が収斂し、安定限界よりも制御が厳しいときは振動が発散する。
◆ 安定度 : 安定度は、フィードバック制御において、系が安定である度合いを示す指標である。安定度は、振動の振幅の減衰率で表すことができる。また、系の一巡伝達関数の、位相余裕とゲイン余裕で表すこともできる。
◆ アンテナ : アンテナは、空中線ともいい、電波を送ったり受けたりする装置である。ラジオなどの地上波放送には棒状のもの、衛星放送には お椀状のものが使われる。
◆ アンドロメダ星雲 : アンドロメダ星雲は、星座のアドロメダ座のところにある星雲であって、230 万光年離れたところにある。双眼鏡で観察できることから、有名な星雲である。
◆ 行灯 : 行灯は、日本の江戸時代の照明器具である。行灯は燃料に菜種油を使うが、庶民は、より安価な魚油を使用した。明るさは、60 W の白熱灯の 1/50 程度であった。
◆ アンビエント照明 : アンビエント照明は、全般照明を意味し、タスク照明(局部照明)に対する言葉である。照明は、アンビエント照明だけで、作業などに必要な明るさを確保する方式もあるが、タスク照明で作業に必要な明るさを確保し、タスク照明と適切なバランスを取ったアンビエント照明とを、併用する方式が優れている。これを、タスクアンビエント照明という。
◆ アンプ : アンプは、アンプリファイアの略称であり、増幅器のことである。フルネームで呼ばれることは少なく、通常は、アンプが用いられている。本来は、増幅器一般を指すが、オペアンプ(オペレーショナルアンプリファイア)の意味で使用されることも多い。
◆ アンプリファイア : アンプリファイアは、、増幅器のことである。アンプリファイアと、フルネームで呼ばれることは少なく、通常は、アンプが用いられている。本来は、増幅器一般を指すが、オペアンプ(オペレーショナルアンプリファイア)の意味で使用されることも多い。
◆ アンペア : アンペアは、電流の単位であって、記号は A である。SI 単位系では、電流は基本単位である。電流は、真空中において、1 m(メートル)の間隔で平行に置かれた、断面積が無限小の電線に電流を流したときに、その電線の単位長さ(1 m)あたり、10-7 (N ニュートン)の力を及ぼし合う、一定電流 と定義されている。これは、単位時間(1 秒)あたり、1 C(クーロン)の電荷が、移動すること でもある。
◆ あん摩マッサージ指圧師 : あん摩マッサージ指圧師は、国家試験があり、国家試験に合格することが、必要である。同様な試験は、はり師や、きゅう師にもある。
◆ イオン : イオンは、原子または分子が、電子を授受することによって、電荷を持ったものの事である。イオンのうち、正電荷を持つものを陽イオン(カチオン)といい、負電荷を持つものを陰イオン(アニオン)という。イオンは、電解質の水溶液や、イオン結晶などのイオン結合性を持つ物質内などに存在する。電解質とは、その溶液が、電気を通すものをいう。ここでは、イオンは半導体中のイオンであるが、気体や、液体中のイオンもある。
◆ イオン化 : イオン化は、原子または分子が、電子を授受することによって、電荷を持つことをいう。正電荷を持つと陽イオンとなり、負電荷を持つと陰イオンとなる。
◆ イオンヘアドライヤー : イオンヘアドライヤーは、ヘアドラーヤーの一種であって、マイナスイオンを発生させる、髪に優しいドライヤーである。マイナスイオンは、負に帯電した原子や分子であって、自然界では、滝や清流の周囲に豊富に存在する。
◆ 異機種コンピュータ : 異機種コンピュータは、メーカーや機種が異なるコンピュータのことである。複数のコンピュータでネットワークを組むとき、互いに機種が異なるコンピュータを組み合わせることがある。うまくシステムを組むと、それぞれのコンピュータの特徴を生かした、優れてたシステムを構成することができる。しかし、機種が異なるために、うまく組むことが難しい。
◆ イコライザーアンプ : イコライザーアンプは、レコードに録音されている音を、元の音に戻すためのアンプである。レコードは、高音を大きく、低音を小さくした状態で録音されている。これを、イコライザアンプで、元の音質に戻す必要がある。
◆ イーサーネット : イーサーネットは、LAN(ローカルエリアネットワーク)の規格の一つであり、現在最も多く使用されている。元々のイーサーネットは、伝送速度が、10 M ビット/秒であるが、現在では、100 M ビット/秒が主流である。最近は、G(ギガ)ビット/秒のものも多くなっている。
◆ 一酸化炭素 : 一酸化炭素は、化学式が CO で、常温常圧で、無色無臭の気体である。炭素を含む物が燃焼すると、二酸化炭素(炭酸ガス CO2)が発生するが、酸素が不十分な環境では、一酸化炭素が発生する。工業的には、800 ℃以上に加熱したコークスと水(水蒸気)とを反応させた水性ガスから作られ、その反応は、C + H2O ⇔ CO + H2 である。一酸化炭素は、毒性が強く、吸入すると、少量でも死に至ることがある。一酸化炭素中毒は、屋内での木炭コンロのの使用、湯沸かし器やストーブの不完全燃焼などによって起こる。
◆ 一酸化炭素中毒 : 一酸化炭素中毒は、一酸化炭素を吸い込むことによって発生する。軽度の一酸化炭素中毒では、頭痛、吐き気、嘔吐、体調不良が起こるが、多くの場合、新鮮な空気を吸うことで回復する。中度から重度の一酸化炭素中毒では、錯乱、意識消失、胸痛、息切れ、昏睡が起こる。重度の一酸化炭素中毒は、しばしば死に至る。一酸化炭素中毒が危険なのは、患者が眠気を中毒の症状だと意識しないで、眠ってしまい、一酸化炭素を吸い続けるからである。
◆ 移植 : 移植は、移し変えることで、植物や臓器を移し変えるときに、移植という。ここは、ソフトウェアの移植のことで、動作環境の異なるプラットフォーム上で、同じ動作をするソフトウェアを製作すること、または、元のソフトウェアを改造して、動作するように作り変えることをいう。プラットフォームとは、アプリケーションソフトを動作させる際の、基盤となる OS(オペレーションシステム)の種類、環境、設定などのことである。ウィンドウズ、ユニックス、MAC OS は、それぞれ異なるプラットフォームである。
◆ 椅子式マッサージ器 : 椅子式マッサージ器は、マッサージ器の一種であって、椅子に腰掛けた姿勢で使用する、マッサージ器である。マッサージ器は、人の手で揉む代わりに、機械で揉む機器である。
◆ 位相 : 位相は、フェイズともいい、波動などの波形や、周期的な変動における山や谷といった点の位置・状態を、ひとつの周期の中に特徴付ける量である。たとえば、正弦波形 A sin(ωt + α)において、その位相とは、(ωt + α) のことをいう。ここで、t は時間、ω は角速度である。t = 0 における位相 α を初期位相という。あるいは単に、この正弦波の位相は α であるという。
◆ 位相差 : 位相差は、周期が等しい現象における、位相の差である。なお、位相差が 360°(2πラジアン)またはその整数倍のときは、波形は全く重なって、区別が付かない。
◆ 位相制御 : 位相制御は、交流を見かけ上連続的に制御する制御方式である。交流電源の半サイクルにおいて、電源の、ある位相で電源をオンとし、ゼロクロス点(交流電圧がゼロとなるタイミング)でオフにする、制御である。電源がオンである期間(デューティ)が操作変数となる。スイッチにトライアックを使用すると、トライアックのゲートに短いパルスを加えると、トライアックはオンとなり、電源電圧の正弦波がゼロとなったときにトライアックはオフとなる。したがって、交流に、上記のパルスを加える位相を変えることによって、電源がオンである期間を制御することができる。
◆ 位相変調 : 位相変調は、変調方式の一つであり、モデムで広く利用されている変調方式の一つである。位相変調は、搬送波の位相を変化させて、異なる位相に、それぞれ 0 または 1 を割り当てて、ビットデータを転送する。一回の変調(1 シンボル)で 1 ビットを伝送する BPSK、一回の変調(1 シンボル)で 位相変化を 4 値とし 2 ビット伝送するQPSK、一回の変調(1 シンボル) で 3 ビット伝送する 8PSK などがある。
◆ 位相余裕 : 位相余裕は、増幅器や、フィードバック制御において、ゲイン〜位相周波数特性で、ゲインが 1 になったときの周波数で、位相の遅れ角と、180 °との差のことをいう。位相余裕は、小さい方が、偏差が小さくなるが、応答が振動的になる。
◆ 一眼レフカメラ : 一眼レフカメラは、カメラの機種の一つである。レンズとフィルム(または CCD 素子などの撮像素子)との間に鏡を置いて、鏡に反射させた光をファインダー用スクリーンに投射して、フレーミング(構図決め)やピント調整を行い、露光時に鏡を跳ね上げる方式のカメラである。これに対して、フレーミング用およびピント調整用のレンズと、撮影用のレンズとを、別のレンズで行う方式のカメラを、二眼レフカメラという。
◆ 一巡伝達関数 : 一巡伝達関数は、フィードバック制御系において、制御対象およびコントローラを含む、制御ループ全体を示す伝達関数であって、制御ループを開いたものを言う。なお制御ループは、どこで開いても、一巡伝達関数は同じである。
◆ 位置のエネルギー : 位置のエネルギーは、地球に引力があることによって、発生するエネルギーである。すなわち、高さを h、物体の質量を m、重力加速度を g とすれば、その物体の持つ位置のエネルギーは、m g h である。
◆ 遺伝子 : 遺伝子は、細胞そして生命を作り機能させるための設計図やマニュアルとして働く物質である。遺伝子の実体は、DNA(デオキシリボ核酸)と呼ばれる分子である。DNA は、はしごをねじったような、二重らせんを枠として、はしごの段の部分に核酸と呼ばれる小さな分子がはめ込まれている。この核酸分子の一つ一つが文字の役割をして、遺伝子情報となっている。
◆ 移動体 : 移動体は、移動する物体のことであるが、自動車、列車や航空機などのことを指す場合も多い。ここでは、広義の移動体で、人の歩行なども含んでいる。
◆ 移動通信 : 移動通信は、移動体通信、モバイル通信ともいい、無線を使用して、自動車、船舶、航空機などの移動体と、または移動体相互の通信を行うことである。また、携帯電話による通信も、移動体通信である。移動体通信には、次のものがある。(1) 携帯電話、PHS、コードレス電話、衛星携帯電話、ポケットベルなど。(2) 自動車電話、列車電話、船舶電話、航空機電話。(3) タクシー、宅配便など旅客業、運輸業などの業務無線。(4) 海上通信、航空機無線、警察・軍用の移動通信、アマチュア無線など。(5) 通信衛星、放送衛星などの衛星系通信。(6) その他。
◆ イニシャルプログラムロード : イニシャルプログラムロードは、IPL ともいい、コンピュータに最初に電源を投入したとき、または、コンピュータをリセットしたときに、最初に実行されるプログラムである。ROM に収容されており、記憶装置から、OS を読み込んでメモリに展開し、コンピュータプログラムを起動する役目を果たす。
◆ 居間 : 居間は、リビングルームともいい、家族が団欒し、くつろぐ部屋である。
◆ イマジナリショート : イマジナリショートは、バーチャルショート、仮想短絡ともいい、実際には繋がっていないが、その間の電圧がゼロであるものをいう。具体的には、オペアンプの反転入力端子と非反転入力端子間は、オペアンプが正常に動作しているときは、イマジナリショートである。
◆ イメージセンサ : イメージセンサは、光量を電気信号に変換する、光電変換素子が、一直線上に並んだものであって、物体の幅や長さを計るセンサであり、光の物差しというべきものである。センサが、2 次元に並んだものもあり、2 次元イメージセンサという。上記の一直線上に並んだものは、1 次元イメージセンサということもある。
◆ 芋づる式 : 芋づる式は、通称であって、正式にはデージーチェーン方式といい、カスケード接続とも言う。複数のデバイスを接続する接続方式の一つである。複数のデバイスを線状に接続するが、デバイスを中継して接続する。これに対して、1 本の線から分岐方式で接続する方式を、バス方式という。
◆ イラスト : イラストは、イラストレーションの略であって、挿絵のことである。情報の図解という性格を持っている。
◆ 衣料 : 衣料は、衣服などの着るもの、または、布や糸などの、着るものの材料になるものを言う。
◆ 医療機器 : 医療機器は、医療に使用される機器で、その一部は、薬事法によって規制されている。一般医療機器(メス、ピンセット、X 線フィルムなど)、管理医療機器(家庭用電気マッサージ器、補聴器など)、高度管理医療機器(透析器、コンタクトレンズなど)に分類される。
◆ 医療国家資格 : 医療国家資格は、医療や看護に関する国家資格であって、栄養士、薬剤師、看護師、理学療法士、歯科技工士などがある。
◆ 衣類乾燥機 : 衣類乾燥機は、洗濯物を、屋内で乾燥するための機器である。電気式と、ガス衣類乾燥機とがある。ふとん乾燥機もある。
◆ いるか : いるかは、海豚と書き、哺乳類クジラ目ハクジラ亜目に属する水生動物のうち、成体の体長が 4 m 程度以下の比較的小形の種類を呼ぶ通称名である。頭頂部に呼吸のための独立した噴気孔を持ち、肺呼吸する。睡眠は、右脳と左脳とを交互に眠らせ、泳ぎながら一度に 30 分ほど取る。いるかは、知性が高く、会話すると言われているが、名詞のやり取りをする程度である。水族館で訓練されれば、ジャンプなどの曲芸をする。
◆ 色 : 人の眼に感じる色は、波長が約 400〜700 n m (ナノメーター)の電磁波で、菫色から赤色までである。色には 3 原色があり、3 原色を混ぜ合わせることによって、全ての色を作ることができる。3 原色には、色の 3 原色(赤 青 黄)と、光の 3 原色(赤 緑 青 RGB)とがある。
◆ 色あい : 色あいは、色の特性を表す指標の一つであって、色相ともいい、赤、青、黄といった、色の違いを表す。
◆ 色温度 : 色温度は、光の色を表すのに使用される値であって、単位には K(ケルビン)が用いられる。色温度は、完全黒体が高温で発する光の色である。たとえば、昼間の太陽光の色温度は、約 5500 K である。
◆ 色感覚 : 色感覚は、眼(視器官が光によって刺激されたときに生じる明暗の応答と色の応答である。明暗の応答は、明るいか、暗いかの表現で示される。色の応答は、赤い、青いなどの表現となる。色感覚には、個人差がある。色感覚が、正常で無いのが、色覚異常(色盲)である。
◆ 色再現性 : 色再現性は、モニタ(ディスプレイ)、デジカメ、プリンタなどのデバイスが、再現できる色の範囲と、その程度のことである。色再現性を表すために、色の再現範囲を示すのが、色度図である。
◆ 色再現範囲 : 色再現範囲は、モニタ(ディスプレイ)、デジカメ、プリンタなどのデバイスが、再現できる色の範囲のことである。色の再現範囲を示すのが、色度図である。
◆ 色の 3 原色 : 色の 3 原色は、色料の 3 原色ともいい、照明された受光体において、色を混ぜ合わせるときの、3 原色である。色の 3 原色は、CMY で、シアン、マゼンタ、黄の 3 つである。3 原色を混ぜ合わせることによって、全ての色を作ることができる。
◆ 色の 3 属性 : 色の 3 属性とは、色を表現する 3 つの属性であって、色相(色合い 赤・青・黄といった色の違い)、照度(明るさ)、彩度(鮮やかさ)の 3 つをいう。
◆ 囲炉裏 : 囲炉裏は、日本の伝統的な家屋において、床を四角く切って空け、灰を敷き、薪や炭火などを燃やすために設けられた一角のことである。主に、暖房や調理に用いる。日本の伝統的な民家は、床敷きの部分と土間とが接しており、囲炉裏が切られるのは、多くの場合、床敷きの部分の中央である。
◆ 陰イオン : イオンは、帯電した原子または分子であって、そのうち、マイナスに帯電したものを、陰イオン(アニオン)という。逆にプラスに帯電したものが、陽イオン(カチオン)である。
◆ 印画 : 印画は、フィルムなどから、写真画像を、印画紙に焼きつけること、または、その出来上がった印画画像のことである。
◆ インク : インクは、ペンなどで、文字を書くときに使う印字用の液体である。ここでは、プリンタ用インクのことである。
◆ インクジェットプリンタ : インクジェットプリンタは、インクの微小な液滴を紙に吹き付けることによって印刷を行うプリンタである。個人向けのプリンタで、現在最も普及している機種である。高級機種では、写真画質が得られる。
◆ インク室 : インク室は、プリンタにおいて、印字のためのインクを収容してある小容器である。
◆ インクリボン : インクリボンは、ドットインパクトプリンタや熱転写プリンタで、印字に使用する、インクを塗布したテープ状のものである。
◆ インクリメンタルエンコーダ : インクリメンタルエンコーダは、ロータリエンコーダの一種であって、回転円盤に多数の光学スリットを設け、発光ダイオードの光を固定スリットを通して当て、フォトダイオードで、その光を検出することによって、スリットの位置を電気信号に変換する装置である。回転円盤を回転することによって、連続したパルス列信号が得られる。
◆ インゴット : インゴットは、精製した金属を一塊としたものである。
◆ 印字 : 印字は、タイプライタやプリンタなどの、機械的手段によって、文字や符号を打ち出すこと、または、打ち出された文字や符号のことである。
◆ 印字速度 : 印字速度は、タイプライタやプリンタなどが、印字する速度のことである。タイプライタやシリアルプリンタなど、文字単位で印字するものは、cps(キャラクタ/秒)を使用し、ラインプリンタなどの行単位で印字するものは、LPM(ライン/分)を使用する。
◆ 印字ヘッド : 印字ヘッドは、プリンタにおいて、印字を行う部分を言う。プリンタの形式によって、印字ヘッドの構造は異なる。活字式インパクト方式プリンタでは、ゴルフボール状の印字ヘッドに活字を並べた形式のものがある。ドットインパクトプリンタでは、文字をドットの集合に分解し、印字ヘッドのワイヤピンを、文字の部分だけ突き出して印字する。熱転写プリンタでは、熱に融ける特殊インクをヘッドの熱で溶かしT転写する。インクジェットプリンタでは、印字ヘッドで、インクを粒子にして電荷を与え、ノズルでインクを吹きかける。
◆ インスツルメンテーション : インスツルメンテーションは、元々は、オーケストラの器楽編成のことであるが、計装を意味することが多い。計装は、2 つの意味がある。(1) : 生産工場において、工程を計測・制御する装置を設置・運用することである。(2) : 計測器システムの諸機器の設置などの工事の設計・施工である。
◆ インスツルメンテーションアンプリファイア : インスツルメンテーションアンプリファイアは、計装用増幅器(計装増幅器)ともいい、差動増幅器の一種であって、反転入力端子、非反転入力端子に、各々バッファ アンプを設けたものである。このため、入力インピーダンスが高く、コモンモードノイズに強という、特徴がある。差動増幅器は、作動増幅回路で構成された増幅器である。
◆ インスツルメント : インスツルメントは、元々は、道具、器具、楽器などのことであるが、計測器の意味もある。
◆ インストラクション : インストラクションは、コンピュータの命令のことである。コンピュータのプログラムは、インストラクションを単位として実行される。インストラクションには、加減算などの演算を行うインストラクションのほかに、入出力などのインストラクションがある。
◆ インダクションモータ : インダクションモータは、誘導電動機ともいい、電磁誘導の原理を応用した電動機である。単相誘導電動機と三相誘導電動機とがあるが、三相誘導電動機は、最も普通の交流電動機である。固定子の作る回転磁界によって、電気伝導体の回転子に誘導電流が発生し、すべりに対応した回転トルクが発生する。すべりがあるので、回転速度は一定ではないが、負荷が軽ければ、ほぼ、一定の回転速度が得られる。
◆ インダクタ : インダクタは、インダクタンスを利用する素子であって、コイル(巻線)のことである。コイルは、電線を、ぐるぐる巻いたもので、コイルの中に磁性体が入っているものが多い。なお、電子インダクタは、電子回路を用いて、等価なインダクタンスを生成するものである。
◆ インダクタンス : インダクタンスは、誘導係数ともいい、巻線などにおいて、電流の変化が、誘導 起電力となって、現れる性質である。
◆ インダクタンス(プリントパターンの) : プリントパターンのインダクタンスは、パターンが作るループの面積に比例的に増加する。この意味で、プリントパターンが作るループの面積ができるだけ小さくなるようにすることが望ましい。また、ループが重なることが無いようにするのが良い。
◆ インターナビ情報センター : インターナビは、ホンダの提供する同社のカーナビゲーションシステムユーザーを対象とした、独自のテレマティクスを中心とした交通情報サービスである。携帯電話接続によるオンデマンド型の交通情報サービス「インターナビVICS」を最大の特徴とするが、無料の会員登録制の「インターナビ・プレミアムクラブ」、地図の無償更新サービスやインターネットのWEBサイトと連携したパーソナルホームページおよび有料オプションでのロードアシスタンスサービス「QQコール」などをあわせて提供している。なお、テレマティクスとは自動車などの移動体に、通信システムを組み合わせて、リアルタイムに情報サービスを提供することである。インターナビ情報センターは、インターナビのサーバである。
◆ インターネット : インターネットは、全世界のネットワークを相互に接続した、巨大なネットワークである。通信 プロトコルに TCP/IP を使用し、全体を統括するコンピュータを持たない、分散形のネットワークである。インターネットの代表的なサービスに、ウェブ(ホームページ)、電子メールなどがある。
◆ インターネットアクセスプロバイダ : インターネットアクセスプロバイダ(ISP)は、インターネットサービスプロバイダとも言い、インターネットのユーザーが、インターネットにアクセスするときに利用する、インターネット接続業者である。ADSL、電話回線、ISDN などを通じて、その顧客である企業や家庭のコンピュータをインターネットに接続するのが、主な業務である。
◆ インターネットサービスプロバイダ : インターネットサービスプロバイダ(ISP)は、インターネットアクセスプロバイダとも言い、インターネットのユーザーが、インターネットにアクセスするときに利用する、インターネット接続業者である。ADSL、電話回線、ISDN などを通じて、その顧客である企業や家庭のコンピュータをインターネットに接続するのが、主な業務である。
◆ インターネット層 : インターネット層は、TCP/IP の 4 階層のモデルで、下から 2 番目に位置する層であり、インターネットの基本となる IP がこの層に含まれる。インターネット層は、ホスト〜ホストの通信を実現する層である。各ホストに、ユニークな IP アドレスを割り当てることによって、世界中のどの場所からでも、通信したい相手を特定することができる。ホストとは、ホストコンピュータのことであって、TCP/IP では、ネットワークに接続されるコンピュータは、全てホストコンピュータと呼んでいる。
◆ インターネットワーク : インターネットワークは、ネットワークとネットワークとを接続すること、または そのネットワークのことをいう。
◆ インターフェース : インターフェースとは、2 つのものがあって、その 2 つのものの間で情報のやり取りをするとき、そのやり取りする部分、またはやり取りすることを言う。インターフェースには、コネクタの形状などを取り決めたハードウェアインターフェース、アプリケーション間のデータのやり取りを決めたソフとウェアインターフェース、ユーザーと情報のとの入出力の方法を取り決めたユーザーインターフェースなどがある。
◆ インターレースモード : インターレースモードは、飛び越し走査方式とも言い、普通のテレビにおける走査方式のことである。インターレースモードは、走査線 1 本ごとに飛ばして行う走査であり、テレビ画面 1 枚は、2 回に分けて走査される。2 回目の走査は、 1 本飛び越すように走査が行われる。テレビ放送が実用化された当初では、十分な伝送速度が得られなかったために、それを補って、スムーズな動画が得あられるようにした、方式である。飛び越し走査を行わない方式を、プログレッシブ走査方式(順次走査方式)という。
◆ インターロック制御 : インターロック制御は、条件制御とも言い、シーケンス制御において、制御対象の状態信号や、完了信号などを組み合わせて、定められた条件が成立したとき、機器を動作させる、制御方式のことである。電気錠において、2 枚の扉が同時に開くことが無いようにする制御は、インターロック制御の簡単な例である。
◆ インテル社 : インテル社は、パソコン向けの、マイクロプロセッサのメーカーとして知られる、アメリカの大手半導体メーカーである。1968 年に設立され、当初は、DRAM なども手がける総合半導体メーカーだった。現在では、パソコン CPU の 9 割を超える市場率を誇っている。インテル社が、マイクロプロセッサを手がけた最初は、日本のビジコン社が、電卓用 LSI の開発を依頼したことによる。
◆ イントラネット : イントラネットは、インターネットの標準技術を使用して構築した、企業内ネットワークである。インターネットで標準となっている技術を使用することによって、容易に、かつ低コストでシステムを構築することができる。また、ウェブ ブラウザや、電子メールなど、インターネットで使い慣れたアプリケーションをそのまま流用することができる。
◆ インバータ(直流交流変換の) : 直流を交流に変換するインバータは、純電気式であり、電動発電機と比べ、機械的要素が無いので、効率が良く、保守が容易である。電圧形インバータと、電流形インバータがある。電圧形インバータは出力インピーダンスが小さく、定電圧源として動作する。電流形インバータは出力インピーダンスが大きく、定電流源として動作する。なお、産業用インバータは、多くが、コンバータ・インバータであって、交流を整流器で直流に変換してから、再度交流に変換する。出力の制御は 4 種類あり、CVCF : 電圧固定 周波数固定、CVVF : 電圧固定周波数可変、VVCF : 電圧可変周波数固定、VVVF : 電圧可変 周波数可変 である。
◆ インバータ(ディジタル IC の) : ディジタル IC のインバータは、入力レベルのハイ/ローを反転させて、ロー/ハイとして出力する、1 入力 1 出力の素子である。論理演算の NOT に対応する。
◆ インバータ制御 : インバータ制御は、交流を整流して、いったん直流に変換してから、再び交流に変える制御である。商用電源 周波数は一定であるが、再度交流に変えるときの周波数を可変にすることによって、可変周波数の制御を行うことができる。たとえば、エレベータの制御に応用して、滑らかな乗り心地、正確な着床制御と、大幅な省エネを実現することができる。
◆ インピーダンス : インピーダンスは、直流における抵抗の概念を交流に拡張したものである。単位は抵抗と同じで、オーム(Ω)である。なお、交流は、振幅だけでなく、位相を考えることが必要である。位相を考えると、2 次元となるので、インピーダンスも 2 次元数である。したがって、ベクトルであり、複素数で表すのが便利である。
◆ インピーダンス整合 : インピーダンス整合は、インピーダンスマッチングとも言い、信号源インピーダンスと負荷インピーダンスとが等しいときに成立する。インピーダンス整合が取れているときが、最も効率が高くなる。信号源と負荷のインピーダンスが等しく無いときは、中間にインピーダンス変換器を挿入することによって、インピーダンスを整合させると良い。トランスは、電圧の変換に使用されるが、インピーダンス変換の機能をも持つ。
◆ インピーダンス変換 : インピーダンス変換は、インピーダンス整合を取るためなどの目的で、入力側と出力側とでインピーダンスを変えるためのデバイスである。インピーダンス変換機には、抵抗を称する抵抗形インピーダンス変換器、トランスを使用するトランス形インピーダンス変換器、ある特性インピーダンスの伝送路を挿入することによる、マイクロストリップライン形(ストリップライン形)インピーダンス変換器とがある。
◆ インピーダンスマッチング : インピーダンスマッチングは、インピーダンス整合ともいい、信号源インピーダンスと負荷インピーダンスとが等しいときに成立する。インピーダンスマッチングが取れているときが、最も効率が高くなる。信号源と負荷のインピーダンスが等しく無いときは、中間にインピーダンス変換器を挿入することによって、インピーダンスをマッチングさせると良い。トランスは、電圧の変換に使用されるが、インピーダンスマッチングの機能をも持つ。
◆ インフラストラクチャモード : インフラストラクチャモードは、ワイヤレス LAN の通信方式の一つであって、アクセスポイントを中心として、ワイヤレス LAN の機能を持つき機器間の通信を行う方式である。これに対して、アクセスポイントを介さないで、直接通信を行う方式を、アドホックモードという。
◆ インライン分析計 : インライン分析計は、プロセス分析計の一方式であって、プロセス(工程)中で、連続的、または、一定周期毎に、自動的に分析を行う、分析形である。
◆ インレット形ラインフィルタ : インレット形ラインフィルタは、ラインフィルタ(電源ラインフィルタ)の一種であって、電源 コネクタとラインフィルタとが一体となったものをいう。電源ラインフィルタは、電子機器に電源ラインから入ってくるノイズをカットするフィルタである。
◆ ウィニイ : ウィニイは、代表的なファイル交換ソフト(ファイル共有ソフト)である。ファイル交換ソフトは、インターネットを介して、不特定多数のコンピュータの間で、ファイルを共有するソフトである。ウィニイは、純粋形と呼ばれるタイプのソフトウェアであって、全ての情報が、バケツリレー式に、ユーザーの間を流通する。多数の音楽などのファイルが、アップロードされており、ユーザーは、これを匿名でダウンロードすることができる。このため、著作権の問題がある。
◆ ウィルス : ウィルスは、本来は、生物と非生物との特徴を併せ持ったものをいう。無害なウィルスも多いが、人畜に害を与えるものがある。ウィルスは、また、コンピュータウィルスの意味で用いられることも多い。コンピュータウィルスは、他人のコンピュータに勝手に入り込んで、悪さをするプログラムである。コンピュータウィルスは、ディスプレイの画面表示を でたらめにしたり、無意味な単語を表示したり、ハードディスク(HDD)に保存されているファイルを破壊したりする。本物のウィルスと同様に、増殖し他に感染する。したがって、コンピュータウィルスを発見し駆除する ウィルス対策ソフトウェア を使用する必要がある。
◆ ウィルス対策 : ウィルス対策は、ここでは、コンピュータウィルスに対する対策である。ウィルス対策は、ウィルスを検出し、そのウィルスを隔離し、隔離したウィルスを無害化にすることである。これらの仕事を行うウィルス対策ソフトウェアを利用すと良い。
◆ ウィルス対策ソフトウェア : ウィルス対策ソフトウェアは、コンピュータウィルスを検出し、ウィルスが検出されたときは、そのウィルスソフトウェアを隔離、無害化するプログラムである。コンピュータウィルスを検出するためには、ウィルスの特徴を記述た、ウィルスパターンファイルを使用する。次々に新種のウィルスが現れるので、ウィルスパターンファイルを、定期的に更新する必要がある。ウィルス対策ソフトウェアは、市販されており、パターンファイルの更新も、定期的に更新契約を結ばなければならない。
◆ ウィルス定義ファイル : ウィルス定義ファイルは、コンピュータウィルスを検出するためのものであって、ウィルスパターンファイルともいう。個々のコンピュータウィルスの特徴を記載したファイルであり、ウィルス対策ソフトウェアで使用する。
◆ ウィルスパターンファイル : ウィルスパターンファイルは、ウィルス定義ファイルともいい、コンピュータウィルスを検出するためのものであって、ウィルスパターンファイルともいう。個々のコンピュータウィルスの特徴を記載したファイルであり、ウィルス対策ソフトウェアで使用する。
◆ ウィーンブリッジ発振器 : ウィーンブリッジ発振器は、使用する部品も少なく、代表的な発振器である。オペアンプを 2 個使用し、正帰還(正のフィードバック)によって、発振させる。発振周波数は、正帰還回路の抵抗 R とコンデンサ C によって決まり、その周波数 f は、f = 1/(2πCR) である。
◆ ウィンドウズ : ウィンドウズは、マイクロソフト社の OS(オペレーティングシステム)のシリーズの名称である。1992 年に発売されたウィンドウズ 3.1 が、PC/AT 互換機用の標準 OS として爆発的に普及した。現在は、ウィンドウズ 9x を経て、ウィンドウズ XP が使われている。
◆ ウィンドウズ 1.0 : ウィンドウズ 1.0 は、マイクロソフト社の OS(オペレーティングシステム)のシリーズの最初の OS である。その後発売された ウィンドウズ 3.1 が爆発的に普及し、現在では、ウィンドウズ XP になっている。
◆ ウィンドウズ 2000 : ウィンドウズ 2000 は、マイクロソフト社の OS(オペレーティングシステム)の一つである。ウィンドウズ NT の後継バージョンである。ウィンドウズNT したがってウィンドウズ 2000 は、ウィンドウズ 98 などに対して上位互換性を持つが、これらとはまったく別の構造の、ネットワークサーバ用の OS である。
◆ ウィンドウズ 3.0 : ウィンドウズ 3.0 は、マイクロソフト社の OS(オペレーティングシステム)の一つである。1985 年に発売された最初のウィンドウズ 1.0 の後継バージョンであって、サーバ系のウィンドウズ NT 系と別れたクライアント系の最初のバージョンである。その後、ウィンドウズ 3.1、95、98、98SE、Me を経て、ウィンドウズ XP で、ウィンドウズ NT 系と統合された。
◆ ウィンドウズ 95 : ウィンドウズ 95 は、マイクロソフト社の OS(オペレーティングシステム)の一つである。ウィンドウズ 3.1 の後継バージョンとして、1995 年に発売された。CPU ハードウェアの進化に合わせて、それまでの 16 ビット機から 32 ビット化された、Win32 とよばれるAPI(アプリケーションプログラムインターフェース)を搭載している。MSDOS やウィンドウズ 3.1 用に開発された 16 ビットアプリケーションも、そのまま実行することができる。PnP(プラグアンドプレイ)機能も ウィンドウズ 95 から搭載された。以降、ウィンドウズ Me、ウィンドウズ Xp とバージョンアップされるが、大幅な違いは無い。
◆ ウィンドウズ 98 : ウィンドウズ 98 は、ウィンドウズ 98 は、マイクロソフト社の OS(オペレーティングシステム)の一つである。ウィンドウズ 95 の後継バージョンとして、1998 年に発売された。ウェブブラウザの IE 4.0 が OS に統合され、USB や、IEEE1394 など新しいインターフェースへの対応などがあるが、基本的には ウィンドウズ 95 と大きくは変わらない。
◆ ウィンドウズ 98 SE : ウィンドウズ 98 SE は、ウィンドウズ 98 のバージョンアップであるが、名の示すように、大きなバージョンアップは無い。
◆ ウィンドウズ ME : ウィンドウズ ME は、ウィンドウズ 98 SE のバージョンアップであるが、大きなバージョンアップでは無い。
◆ ウィンドウズ NT : ウィンドウズ NT は、マイクロソフト社の サーバ/ワークステーション用のOS(オペレーティングシステム)の一つである。ウィンドウズ 95 に対して、多くの部分で上位互換性を持っているが、ゼロから開発し直した全く別の構造の OS である。従来ユニックスが使われることが多かった、ネットワークサーバの用途に設計され、ウィンドウズ 95 と比べて、安定性、セキュリティ、スケーラビリティなどを重視した構成になっている。
◆ ウィンドウズ XP : ウィンドウズ XP は、マイクロソフト社の OS(オペレーティングシステム)の一つであり、現在使われている OS である。一般ユーザー向けのホームエディションとパワーユーザー・企業向けのプロフェッショナルエディションの 2 製品がある。ホームエディションはウィンドウズ Me の、プロフェッショナルはウィンドウズ NT の後継バージョンであるが、両者が別系統の製品であったのに対して、ウィンドウズ XP は、これを統一したものである。
◆ ウィンドウズアップデート : ウィンドウズアップデートは、ウィンドウズ 98、ウィンドウズ 2000、ウィンドウズ XP で採用されている、システム更新の補助機能である。ウィンドウズ OS のバグ修正、パッチや追加機能の中で、必要なものを、自動的にインストールしてくれる機能である。
◆ ウェイト : ウェイトは、体操やウオーキングをするときに、その効果を高めるために、手首や足首に巻く重りのことである。
◆ ウエハ : 半導体のウエハは、半導体製品製造工程で作られるもので、シリコン(Si 珪素)、ゲルマニウム(Ge)、ガリウム砒素(GaAs)などを結晶化させたインゴット(円柱)をスライスして、薄く切り出した円盤状の板である。直径は、5、8、12 インチなどのものがある。IC などの材料として使用される。このウエハに、回路パターンの露光やエッチングなどの処理を施した後に、個別に切り出したものが、IC になる。
◆ ウエハ製造 : 半導体のウエハ製造は、(1) 石英の鉱石を電気炉で熱し、シリコン(珪素)を溶融し、それを取り出す。(2) シリコン(Si 珪素)と水素、四塩化珪素を高温で反応させ、三塩化シランを作り、蒸留を繰り返して純度を上げる(99,999999999 %)。(3) 反応炉内に、高純度三塩化シランの蒸気と水素とを混合したガスを流して、炉内に置いたシリコン芯(種)の表面に小さなシリコンの結晶を析出させる。(4) 太い棒状に成長した多結晶シリコンが得られる。(5) 多結晶シリコンを高純度の石英ルツボに入れ溶融し、種となる単結晶シリコン棒を溶液の液面に漬け、ゆっくり回転しながら引き上げると、大きな単結晶のインゴット(かたまり)ができる。(6) インゴットを、厚さ約 1 mm にスライスする。(7) これを鏡面に研磨したものを、シリコンウエハという。
◆ ウエブ : ウェブは、インターネットで広く使われている、ホームページのサービスである。ウェブは、世界各地のコンピュータに置かれて、公開されている文書ファイルや画像ファイルを、簡単に閲覧することができる仕組みである。ウェブで公開されている文書中には、他の文書を指し示す部分(リンク)が埋め込まれており、インターネット上にある沢山の文書は互いにリンクし合っている。ウェブの言葉は、くもの巣の意味があり、ウェブは、世界中に張られたくもの巣をイメージしている。
◆ ウエブ2.0 : ウエブ2.0 は、web2.0 とも書き、従来の www におけるサービスやユーザー体験を超えて、台頭しつつある、新しいウェブのあり方に関する総称である。ただし、ウェブ 2.0 の言葉は、コンテンツの提供の仕方や、技術の提供の仕方、サービスの使い方などを、漠然と指している。したがって、明確に定義されている言葉ではない。また、特定の規格や標準を指しいるものでもない。ウェブ 2.0 の特徴を示すと、次のようになる。(1) ユーザーの手による情報の自由な整理。(2) リッチなユーザー体験。(3) 貢献者としてのユーザー。(4) ロングテール。(5) ユーザー参加。(6) 根本的な信頼。(7) 分散性。
◆ ウエブ家電 : ウエブ家電は、情報家電ともいい、インターネットなどのネットワークに接続できる通信機能を有する家電製品(テレビ、冷蔵庫、エアコンなど)である。これらのウェブ家電を、ネットワークでリンクさせることによって、一つのリモコン、端末機、パソコンから制御することができる。ウェブ家電は、たとえば、テレビ/ビデオから、メールやインターネットを利用できる。テレビ番組に参加できる。また外出先から録画予約ができる。電子レンジでは、インターネットからレシピ(料理や菓子の作り方)をダウンロードして、簡単に料理を作ることができる。
◆ ウエブサーバ : ウエブサーバは、WWW サーバともいい、インターネットにおける、ウェブのサーバである。ウェブは、ホームページのことである。ウェブサーバに、ホームページを置くことによって、ホームページは、世界中に公開される。
◆ ウエブサービス : ウエブサービスは、インターネットの標準のプロトコルを使用して、インターネットを経由した、アプリケーション同士のやり取りのことである。ウェブサービスは、企業間、組織間の連携を行う。標準プロトコルを使用することによって、ファイアウォール越え実現する。また、サービスのやり取りのためのプロトコルや、サービスのインターフェース記述方式などの標準化も進んでおり、これによって、異なる言語、プラットフォームで作成されたサービス相互の連携も可能になる。ウェブサービスの潮流は、始まったばかりであり、適用できるビジネスモデルの模索が続いている。
◆ ウエルノウンポート : インターネットの TCP/IP において、複数の相手と同時に接続を行うために、IP アドレスの下に設けられたサブ(補助)アドレスをポートと言い、ポート番号を持つ。ポート番号はサービス内容を特定する番号である。このうちで、主要なプロトコル(通信規約)で使用されているものを、ウェルノウンポートという。たとえば、20/21 番は FTP(ファイル転送プロトコル)、25 番は SMTP(電子メール)、80 番は HTTP(ホームページ) である。
◆ ウオーキングマシン : ウオーキングマシンは、フィットネス機器の一種であって、室内で歩行を行うためのものである。
◆ ウォッチドッグタイマ : ウォッチドッグタイマは、コンピュータにおいて、暴走などによって、プログラムが正常に実行できなくなったときに、コンピュータをリセットすることによって、再起動させるための、監視用タイマーである。
◆ 薄形テレビ : 薄形テレビは、液晶ディスプレイや、プラズマディスプレイなどの、CRT ディスプレイよりも奥行きが短いテレビの総称である。最近のテレビは、多くが薄形テレビである。
◆ 渦電流 : 渦電流は、金属板を強い磁界内で動かしたり、金属板の近傍の磁界を急激に変化させたときに、電磁誘導によって、金属板内で生じる、渦状の電流である。渦電流の応用例として、IH クッキングヒーターがある。
◆ 渦電流式変位計 : 渦電流式変位計は、変位計の一種であって、金属板の変位を検出する変位計である。渦電流式変位計のセンサヘッド内部のコイルに高周波電流を流して、高周波磁界を発生させる。この磁界内に、測定対象物があると、電磁誘導作用によって、対象物表面に磁束の通過と垂直の方向に渦電流が流れ、センサコイルのインピーダンスが変化する。これによって、発振状態が変化することを利用して、変位を測定する。
◆ 渦電流式膜厚計 : 渦電流式膜厚計は、高周波電界によって金属表面に誘起される渦電流の大きさと、皮膜の厚さとの関係を利用して、鉄以外の金属上の絶縁皮膜の厚さを測る膜圧計である。
◆ 右折待ち : 右折待ちは、自動車などが、交差点などで右折しようして、待ち状態にあることをいう。右折するときは、センターライン寄りを走ることが原則であるが、センターラインに寄っても、その左側から直進車が進むことができないような、狭い道では、無理にセンターラインをはみ出して止まらずに、サイドミラーの右端がセンターラインの内側に収まるように右折待ちすると良い。
◆ 打ち抜き感(キーボードの) : キーボードの打ち抜き感は、パソコンなどのキーボードを打つときの感覚の一つであって、キーを入力していったときに、クリック感があり、その後もキーを打ち抜いてゆく感覚のことである。力を込めてリズミカルにキーを打つとき、打ち抜き感があると、気持ちよく打てる。なお、クリック感とは、キーを押し込むと、ある一定の力で、急にカクッとキーが落ち込んでゆく感覚である。
◆ 宇宙 : 宇宙は、全ての天体をふくむ空間の広がりである。銀河や恒星や惑星は、全て宇宙を構成する物体である。宇宙は、100 億年前に、ビッグバンと呼ばれる大爆発から始まったとされている。そして、現在も膨張し続けている。太陽は、45〜50 億年まえに、誕生し、地球も太陽ができたときの、残ったガスやちり からできたといわれている。
◆ 宇宙開発 : 宇宙開発は、宇宙空間を、人間の社会的な営みに役立てるためや、探究心を満たすために、宇宙に機器を送り出したり、さらには、人間自身が宇宙に出てゆくための活動である。1926 年アメリカで、液体燃料ロケットを打ち上げたのが、最初である。ソ連は、1957 年 10 月に人工衛星スプートニク 1 号、11 月に犬を乗せたスプートニク 2 号を打ち上げている。アメリカは、1958 年 1 月に人工衛星エクスプローラ 1 号を打ち上げた。ソ連は、1959 年 9 月、月探査機ルナ 2 号を月面に命中させて、10 月に月の裏側の差真撮影に成功している。1961 年 4 月ソ連は、史上初の有人宇宙船ボストーク 1 号を打ち上げている。ガガーリンの地球は青かったの言葉は有名である。アメリカは、1966 年から、月面への軟着陸を目指すサーベイヤ計画と、月の周りを回って観察するルナオービタ計画を開始し、多くの探査機が打ち上げられた。そして、アメリカは、1968 年 10 月にアポロ宇宙船による初の有人飛行を成功させ、1969 年 7 月にアポロ11号が、有人月面着陸に成功した。また、アメリカは、1964 年の火星探査機は失敗したが、その後、1975 年までに、7 機の探査機を打ち上げ、同年にバイキング 1 号/2 号が火星表面に軟着陸した。
◆ 宇宙船 : 宇宙船は、宇宙空間で運用されることを目的に作られた物体である。人工衛星も宇宙船の一種である。一般的には、とくに断らないときは、有人宇宙船を意味することが多い。
◆ 宇宙ロケット : 宇宙ロケットは、地球の重力圏から抜け出して、宇宙を飛行するロケットのことである。地球の重力圏から抜け出すためには、水平方向に秒速 7.9 km の速さが必要である。この速度を第 1 宇宙速度という。さらに、秒速 11.2 km に達すると、地球の重力を脱して太陽を回る軌道に乗る。これを第 2 宇宙速度という。同様に、太陽系から脱出し銀河系旅行をするためには、秒速 16.7 km の速さが必要で、これを第 3 宇宙速度という。
◆ 腕木式通信機 : 腕木式通信機は、電気通信以前の時代(18 世紀)の、遠距離通信の手段であった。シャップの腕木式通信機が有名である。柱に取り付けた腕木を回転させて、符号を作ったものである。
◆ ウーハー : ウーハーは、オーディオの低音用スピーカーである。マルチウエイスピーカーシステム(複数の音域が異なるスピーカーを組み合わせる方式)において、ウーハーは、低音の領域を受け持つスピーカーである。
◆ ウリミバエ : ウリミバエは、沖縄の農業に大きなダメージを与えた害虫であるが、現在では、根絶している。ウリミバエ幼虫は、ニガウリ、ヘチマ、カボチャ、スイカなどの実を食害する。ウリミバエ根絶のの方法は、抑圧防除と不妊虫放飼の組み合わせである。抑圧防除は、オス成虫を誘引する物質と殺虫剤を混ぜ木材繊維に染み込ませたテック材を、野外にまいて、オス成虫を大量に誘引・殺虫し、オスの数を減らすことで、メスがオスに出会う機会を減らす防除法である。不妊虫放飼は、人工的にウリミバエを飼育・増殖して、大量の蛹を生産し、この蛹にガンマ線を照射して、オス成虫の精巣のみに異常を起こさせ不妊化する方法である。
◆ ウルトラ ATA : ウルトラ ATA は、ウルトラ DMA ともいい、パソコンに内蔵されているハードディスクのインターフェース規格である。ハードディスクのインターフェース規格 ATA(IDE)を、高速化したものである。ウルトラ ATA のデータ転送速度は 最高 33 MB(メガバイト)/秒であり、さらに 2 倍の ウルトラ ATA/66、3 倍の ウルトラ ATA/100、4 倍の ウルトラ ATA 133 がある。なお、ウルトラ ATA は、パラレル伝送であり、伝送速度の制約がある。シリアル伝送の ウルトラ SATA(ウルトラリアル ATA)もあり、データ転送速度は約 190 MB/秒である。
◆ ウルトラ SATA : ウルトラ SATA は、パソコンに内蔵されているハードディスクの高速シリアル伝送のインターフェース規格である。ハードディスクのインターフェースは、パラレル伝送のものもあるが、シリアル伝送が多くなる傾向にある。
◆ 上皿竿秤 : 上皿竿秤は、竿秤の一種で、皿の上に被測定物を載せて目方を計る竿秤である。分銅による比較計量なので、重力の影響を受けないという特徴がある。分銅を加減して計る作業が必要なために、現在では生産されていない。
◆ 上皿天秤 : 上皿天秤は、天秤の一種であって、片方の皿に被測定物を、他方の皿に分銅を載せて目方を計る零位法の測定をおこなう。分銅による比較計量なので、重力の影響を受けないという特徴があり、精密測定ができる。分銅を加減して計る作業が必要である。これを改良したものが、電子天秤であり、自動的に秤量できる。
◆ 運転者 : 運転者は、オペレータともいい、機械・装置などを運転する者をいう。自動車の運転者の場合、とくに運転を業とするときは、運転手とも言う。
◆ 運動のエネルギー : 運動のエネルギーは、エネルギーの一形態である。運動のエネルギーは、その物体の質量と、速度の二乗とに比例する。エネルギーは、物体が仕事をする能力のことであり、運動のエネルギーのほかに、位置のエネルギー、熱のエネルギー、光のエネルギー、化学エネルギーなどがあり、ある閉じた系においては、エネルギー保存の法則が成立する。なお、運動のエネルギーは、人が運動するときに消費する熱量の意味でも使用される。
◆ 運用アベイラビリティ : 運用アベイラビリティは、信頼性に関する用語であって、平均運転可能時間を MUT、平均運転不能時間を MDT とすれば、MUT/(MUT + MDT) のことである。なおアベイラビリティとは、可用性ともいい、システムの壊れ難さの尺度である。
◆ エアコン エアコンは、エアコンディショナーの略称であるが、フルネームで呼ばれることは少なく、通常はエアコンと呼ばれる。エアコンは、冷房機と暖房機の両方の機能を持つ機械のことをいい、空気清浄機能を持つものもある。空気の温度等を調整する機械である。冷房機能だけを持つものも、エアコンに分類される。室内機と室外機とに分かれているもののほか、窓用の一体形もある。
◆ エアコンディショナー エアコンディショナーは、エアコンのフルネームであるが、通常は、エアコンと呼んでいる。エアコンディショナーは、冷房機と暖房機の両方の機能を持つ機械のことをいい、空気清浄機能を持つものもある。空気の温度等を調整する機械である。冷房機能だけを持つものも、エアコンディショナーに分類される。室内機と室外機とに分かれているもののほか、窓用の一体形もある。
◆ エアマイクロメータ エアマイクロメータは、一定圧力の空気を、小さなノズルから大気中に流出させ、そのノズルの前に被測定物を置いたとき、その被測定物とノズルとの間隔と、ノズルから流れ出す空気流量とが、比例する範囲があることを利用して、微小厚さを測る測定器である。
◆ エアモータ エアモータは、空気圧で作動する空気圧式 アクチュエータである。モータは、通常は電気モータ(電動機)の意味で使用するが、本来は、発動機、原動機、蒸気機関、内燃機関など、動力を発生する機械の総称である。また、リニアモータの言葉があるように、回転機械に限らない。エアモータは、直線運動のものが多い。エアモータには、シリンダ式、ダイヤフラム式とがある。ダイヤフラム式は、駆動距離が短いので、バルブの駆動に多く使われている。
◆ 映画 映画の原点は、17〜18 世紀のマジックランタンである。透明の紙に描かれた絵を、ランタンの火で照らし、白いスクリーンに投影した。19 世紀になると、残像効果が発見され、残像を利用した おもちゃ が多く生まれた。1860 年代には、パラパラ漫画本格的に見せる装置、ソーイトロープが売り出された。1895 年にシネマトグラフの名で、現在とほとんど変わらないスクリーン上映方式のものが、発明され、同年の 12 月に有料公開されている。1911 年には、ハリウッドに、はじめて撮影所ができた。カラー映画は、早くから試みられ、1908 年キネマカラーが、最初に商業的に成功している。最近では、映画システムの中にも、ディジタルの技術が多く取り入れらている。とくに、画像処理の分野では、フィルムに撮影したものをスキャニングし、コンピュータで画像処理してからフィルムに戻す手法が使われている。1999 年には、大画面ディジタル映写が、アメリカの劇場数館で行われた。映画撮影を目指したディジタルビデオカメラも開発されている。
◆ 映画館 映画館は、映画を上映することを主目的とする施設である。一般に、映画運営会社などによって、運営され、顧客にチケットを買って貰い入場させて、映画を見せる。映画会社のネットワーク系列になっている新作映画を上映する封切館と、独立系のミニシアター、旧作映画を主体に見せる名画座とに区分される。1980 年以降、日本でも、シネマコンプレックス(シネコン)と呼ばれる、複数スクリーンを持つ大形映画館が増えている。
◆ 英数字 英数字は、英文字(大文字と子文字)と数字とをあわせたものをいう。
◆ 衛星ディジタル放送 衛星ディジタル放送は、人工衛星を利用したディジタル放送である。ディジタル放送は、従来のアナログ放送と比較して、多チャンネル化、周波数帯域の有効利用が可能である。衛星ディジタル放送は、位相変調を使用している。
◆ 衛星放送 衛星放送は、人工衛星を用いて行う、公衆によって直接受信されれることを目的とする無線通信の総称である。日本では、放送法に基づく放送と、衛星役務利用放送とがある。また、人工衛星によって、放送衛星(BS)と通信衛星(CS)とがあり、それぞれに、アナログ放送と、ディジタル放送とがある。
◆ 映像 映像は、頭の中に浮かんだ ものの姿のことでもあるが、ここでは、映画やテレビなどに映し出された像のことである。
◆ 泳法 泳法は、泳ぎ方のことで、クロール、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライ、などのほかに、日本古来からの日本泳法がある。日本水泳連盟が公認してる日本泳法は、水府流など 12 流派である。
◆ 英文字 英文字は、アルファベットともいい、英大文字と英小文字とがある。
◆ 英文字コード 英文字コードは、通常 7 ビットの ASCII(アスキー) コードが用いられる。JIS のコードもある。ASCII と JIS コードとの違いは、コード 1011100(JIS で ¥、ASCII で\)と、コード 1111110(JIS で ̄、ASCII で ~)である。
◆ エイリアス エイリアスは、アナログの連続信号を、サンプリングして、ディジタルの非連続な飛び飛びの信号に変換したときに現れる、元の信号には含まれていない、虚像のことである。
◆ 永久機関 永久機関は、外部からエネルギーを受け取ることなく、永久に運動を続ける装置のことである。現在では、永久機関は否定されているが、18 世紀の科学者、技術者は、これを実現しようとして、精力的に研究を行った。当然、永久機関は実現しなかったが、この努力によって、熱力学が大いに発展した。
◆ 永久磁石 永久磁石は、硬磁性材料ともいい、それ自身が磁石の英質を持ち、鉄などの磁性体を引き付ける材料をいう。これに対して、電磁石は、コイルに電流を流すと磁石になるが、電流を切ると磁石の性質を失う。磁石には、必ず、S 極(南極)と N 極(北極)とがある。
◆ 永久磁石同期電動機 永久磁石同期電動機は、回転子に永久磁石を使用した、同期電動機である。同期電動機とは回転子が磁石である、電動機であるが、永久磁石ではなく電磁石を使用したものもある。同期電動機は加えた電圧の周波数に同期して回転する。誘導電動機や電磁石同期電動機と比べて効率が高く、界磁励磁回路やスリップリングが無いので、保守が容易である。電気自動車、ハイブリッドカー、インバータ駆動の電気用品などに、使用されている。
◆ 栄養分 栄養分とは、栄養になる成分のことであり、栄養成分ともいう。栄養分は、多くの栄養素からなっている。栄養素は、生物が生存したり、成長したり、子孫を増やしたりするために必要な物質である。栄養素のうち、細胞の主要構成物質である、タンパク質、炭水化物、脂肪を、三大栄養素といい、これにビタミン、ミネラルを加えたものを五大栄養素という。なお、水は栄養素とは呼ばないが、全ての生物の生命維持に必要不可欠の成分である。
◆ 液晶 液晶は、固体と液体の中間の性質を持つ、たとえば、イカの墨や石鹸などの、物質である。液晶は、電圧を掛けて、液晶分子の向きを変え、光の透過率を増減させることによって、ディスプレイとなる。液晶ディスプレイ(LCD)は、自発光しないので、バックライトが必要である。電卓に使用されたのが始めで、最近では、テレビなどにも使われている。
◆ 液晶ディスプレイ 液晶ディスプレイは、ディスプレイの一種であって、液晶を使用したディスプレイである。薄形のフラットパネルディスプレイに属する。液晶ディスプレイは、小は携帯電話から、大はコンピュータディスプレイ用や、テレビまで、多くの用途に使用されている。従来はモノクロであったが、最近はカラーが多くなっている。大形では、投射形テレビも、液晶を使用したものがある。
◆ 液晶プロジェクタ 液晶プロジェクタは、プロジェクタの中で、最も多く使われている機種である。プロジェクタは、画像をスクリーンに投影する機器であって、ビジネス用、ホール/シアター用、ホーム用、プロジェクションテレビ用などがある。液晶プロジェクタの機種には、プレゼンテーション/ホームシアター向きの透過形液晶プロジェクタと、大ホール/イベント会場向きの反射形液晶プロジェクタとがある。
◆ 液体 液体は、気体、固体と共に、物質の三つの状態の中の一つである。気体は、個々の分子(または原子)は独立に自由に運動し、衝突を繰り返している。この衝突が圧力の原因である。体積一定のとき、圧力は絶対温度(ケルビン)に比例する。固体では、各分子の位置は固定されており、温度に比例したエネルギーで振動している。これに対して液体では、分子の位置は固定されず、形は自由に変わるが、体積は ほぼ一定である。
◆ 液面 液面は、液体と気体との境界面のことである。互いに混じり合わない液が作る境界面は、液界面という。
◆ 液面制御系 液面制御系は、液面の自動制御システムのことである。液面は、プロセス制御の分野では、きわめて普通の制御対象であるが、自動制御の立場から見ると、積分特性という、あまり普通ではない特性を持っている。自己平衡性が無いという性質で、自動制御しないと、溢れたり、空になったりする性質である。
◆ エクスクル−シブ OR エクスクル−シブ OR は、論理演算の一つであって、EOR または XOR とも書く。エクスクルーシブ OR は、AND(・)、OR(+)、NOT( ) の基本演算から、A ・ B + A ・ B のようにして作ることができるから、基本演算では無い。しかし通常は、基本演算と同列に取り扱う。
◆ エクステリア エクステリアは、本来は、外部、外観などを意味する言葉であるが、住宅または建物の外部、外観の意味で用いられることが多い。現在では、インテリアの反対、すなわち外壁や庭園などを含めた、家の外側全体を示す言葉になっている。
◆ エクステリアライト エクステリアライトは、建物の外側に設置する、雨に当たっても良い構造のあかりである。ブラケット、フットライトなどがあり、地面に差し込むアプローチ灯や、門灯もある。
◆ エクストラネット エクストラネットは、インターネットを利用した、企業間情報システムのことである。インターネットは、元々誰もがアクセスできるオープンシステムである。しかし、インターネット上に、VPN(仮想私的ネットワーク)を通すことによって、他人が覗くことができない、ネットワークを、構築することができる。VPN は、セキュリティの面で、専用線には劣るが、専用線よりも、はるかに安い。同じく、インターネットを利用して構築した、企業内ネットワークを、イントラネットという。
◆ エコー エコーは、反響のことであり、適度なエコーは、音響効果を高める。ここでは、フラッタエコーのことで、フラッタエコーは、向かい合った 2 枚の反射性の平行壁の間で、音が何回も往復することによって起こる。日光東照宮の鳴き竜は、フラッタエコーである。オーディオルームでは、フラッタエコーが問題になる。対策は、吸音するか、乱反射させるかである。上下方向のフラッタエコーは、床に絨毯を敷いて、吸音する。前後左右方向は、家具を置いて乱反射させるか、布をつるして吸音すると良い。
◆ エサキダイオード エサキダイオードは、1957 年に江崎玲於奈氏が発明した、量子トンネル効果を利用した素子である。順方向に電流を流すと、ある電圧領域では、トンネル効果によって、電圧を掛けるほど、流れる電流がすきなくなるという、負性抵抗が現れる。これを用いた発振回路や、増幅回路は、従来のトランジスタを、はるかにしのぐ優れた性能を発揮する。
◆ エッジ エッジは、端や縁のことであるが、ディジタル信号の、立ち上がり(立下り)の意味でも使用する
◆ エッジトリガ エッジトリガは、信号の立ち上がり(立ち下り)の変化によってトリガされることである。たとえば、フリップフロップにおけるエッジトリガは、クロック入力信号の、立ち上がり(立ちさがり)で動作するフリップフロップである。これに対して、レベルトリガは、ハイまたはローの信号レベルによってトリガされる。トリガとは、状態変化の引き金となる信号のことであって、ストローブともいう。
◆ エッチング(IC の) IC のエッチングは、薬品やイオンの腐食作用を利用して、基板上に IC の回路を形成する工程である。エッチングの前工程で、マスク(回路の原版)を露光によってウエハに焼付け、現像して、不要部分を取り除く。この工程で溶けずに残っているレジストをレジストマスクと呼ぶ。エッチングでは、全てのレジストを取り除く。
◆ エッチング(プリント基板の) プリント基板のエッチングは、プリント基板全面にある銅箔の、回路の配線に使用する部分に、予めマスキング(覆う)しておき、残った不要部分を溶かして除去する工程である。
◆ エニグマ エニグマは、第 2 次世界大戦でドイツが使用していた暗号機である。大戦初期のドイツ軍の快進撃に貢献した。ドイツは、エニグマに絶大な自信を持っていたが、連合軍によって解読された。しかし、解読したことの機密が保たれたため、ドイツは、解読されてことを知らず エニグマを使い続けた。このことは、連合軍のノルマンディ上陸作戦に大きく寄与した。戦争で、暗号の重要性を示す、エピソードである。
◆ エネルギー エネルギーは、基本的な物理量の一つであって、仕事をすることができる能力のことである。エネルギーは、そのエネルギーが無くなるまでの仕事の量で表す。単位は、エルグ、ジュールなどである。エネルギーには、位置のエネルギー、運動のエネルギーなど、いくつかの種類があるが、その総量については、エネルギー保存の法則がある。
◆ エネルギー消費量 エネルギー消費量は、人がエネルギーを消費する量である。世界のエネルギー消費量は、人口の増加と、一人当たりのエネルギー消費量の増加の、両方によって、その増加が著しい。
◆ エネルギーバンド 固体中では、電子は、2 種類に分けられる。一つは、原子核に強く結合し、その原子核の周辺に留まっている電子である。もう一つは、外側の電子軌道にある電子であって、固体中では、この電子は特定の原子に属していない。この外側の電子には、固体中で、存在できるエネルギー状態と、存在できないエネルギー状態とが存在する。電子が存在できるエネルギー領域を、エネルギーバンドとよぶ。これに対して、存在できない状態を、バンドギャップという。
◆ エネルギー保存の法則 エネルギー保存の法則は、物理学の基本的な法則であって、ある閉じた系の中の、エネルギーの総量は変化しない ということである。
◆ エネルギー密度(電池の) 電池のエネルギー密度は、電池で質量あたりに蓄えられているエネルギーのことである。
◆ エバポレータ エバポレータは、蒸発器とも言い、液体を加熱して蒸発させ、気体(蒸気)にする装置である。
◆ エミッタ(トランジスタの) トランジスタのエミッタは、トランジスタの電極の一つであって、他の 2 つは、コレクタとベースである。たとえばエミッタを接地してベース〜エミッタ間に電流を流すと、コレクタ〜エミッタ間に、増幅された電流が流れる。
◆ エミッタ共通回路 エミッタ共通回路は、トランジスタの回路方式の一つであって、エミッタを共通回路として使う回路方式である。共通回路は、通常はグラウンドのことであるが、グラウンド以外のこともある。
◆ エミッタ遮断電流 エミッタ遮断電流は、トランジスタにおいて、エミッタを開放したときの、ベース〜コレクタ間を流れる逆バイアス電流のことである。
◆ エミッタ電流 エミッタ電流は、トランジスタにおいて、エミッタに流れる電流である。
◆ エリアス エリアスは、サンプリングを行う系において、サンプリング定理を満たさない条件でサンプリングを行ったときに現れる偽の波形である。
◆ エルゴノミクスキーボード エルゴノミクスキーボードは、エルゴノミクス(人間工学)デザインに基づいて設計された、パソコンなどのキーボードである。キーボードの形状やキー配列が、長時間使用しても疲れ難いデザインになっている。
◆ エレクトロルミネセンス エレクトロルミネセンスは、物質が、エネルギーにより励起されて起こるルミネセンス(発光)現象の一つであって、半導体などに電圧を掛けたときに起きる現象である。励起源の種類から、電界により励起されるエレクトロルミネセンス(EL)、光により励起されるフォトルミネセンス(PL)、電子線により励起されるカソードルミネセンス(CL)がある。エレクトロルミネセンス(EL)は、その発光原理から、注入形 EL と、真性 EL とに分類されるが、狭義には、真性 EL を EL と呼ぶ。発光ダイオードは、注入形 EL である。真性 EL の一種に薄膜 EL がある。薄膜 EL は、液晶ディスプレイのバックライトに使用されている。
◆ エレベータ速度計 エレベータ速度計は、エレベータの調整・保守・点検用のハンディタイプの速度計である。エレベータのロープが吊ってあるプーリに軽く押し当てて測定する。
◆ 遠隔探査 遠隔探査は、リモートセンシングとも言い、人工衛星や航空機など、地上より離れた高所から、陸上・海洋・大気などの、いろいろな現象を探るための技術である。リモートセンシングでは、地上からの太陽の反射光の波長を計測する。リモートセンシングは、たとえば、植物プランクトンの発生状況調査、森林観測、油流出事故における、油流出監視などに利用する。
◆ 遠隔表示 遠隔表示は、センサで計測した場所から離れた場所に計測値などを表示することである。遠隔表示を行うためには、伝送機能を必要とする。伝送信号には、通常電気信号を使用する。アナログで信号を伝送する場合は、電圧または電流を使用する。ディジタルで信号を伝送する場合は、コード信号またはパルス信号を使用する。
◆ エンクロージャー エンクロージャーは、囲いのことであるが、ここでは、オーディオにおける、スピーカーの箱のことである。スピーカーは、裸では、音響効果が得られない。適切なエンクロージャーを使用する必要がある。
◆ エンコーダ エンコーダは、データを一定の規則に基づいて符号化するソフトウェア、回路、機器のことである。たとえば、データ圧縮、暗号化はエンコードである。逆に、エンコーダでエンコードされたデータを、元に戻すものを、デーコーダという。
◆ エンコード エンコードは、データを一定の規則に基づいて符号化することである。たとえば、データ圧縮、暗号化はエンコードである。逆に、エンコーダでエンコードされたデータを、元に戻すことを、デーコードという。
◆ 演算 演算は、計算することである。数の演算を行う算術演算、論理の演算を行う論理演算などがある。
◆ 演算子法 演算子法は、微分、積分の問題を、まともに解く代わりに、微分記号、積分記号を、単なる記号として取り扱って変形し、結果として、微分、積分を解いてしまう手法である。この手法に理論的根拠を与えるのが、ラプラス変換である。電子回路や自動制御は、演算子法を利用することによって、簡単に取り扱うことができる。
◆ 演算装置 演算装置は、コンピュータの構成要素の一つであって、四則演算、論理演算、比較などの演算を処理する回路である。この演算装置と、主記憶装置、制御装置をあわせたものが、CPU である。CPU に、さらに入出力装置、補助記憶装置を加えたものが、コンピュータである。
◆ 演算増幅器 演算増幅器は、オペアンプとも言い、オペアンプは、オペレーショナルアンプリファイアの略である。アナログコンピュータの加算器、微分器、積分器を構成する増幅器として使われていたことから、演算増幅器の名が付いた。演算増幅器は、外付けのフィードバック回路を付加して使用する。演算増幅器自体の増幅率は、極めて大きいので、演算増幅器の特性は無視できて、外付け回路だけで、一次的な特性が決まる。
◆ 演算速度 演算速度は、一般には、コンピュータの演算速度を意味する。コンピュータの演算速度は、高速化の歴史である。コンピュータが開発された当初(1946 年、ENIAC)加減算が 200 μs、乗算が 3 ms、除算が 30 ms であった。現在のスーパーコンピュータでは、演算速度は、約 300 テラフロップスである。テラは、1012、フロップスは、浮動小数点演算の演算数/秒である。浮動小数点は、数値表現法の一種で、A × 10B を、A と B とで表す表現法である。
◆ 演色性 演色性は、光源の違いによって色の見え方が異なる現象において、その特性のことをいう。一方、メタメリズムがある。メタメリズムは、等色条件(条件等色)とも言い、条件が変わることによって、等しく見えた色が、異なってしまうことをいう。
◆ 遠赤外線 遠赤外線は、赤外線の一種である。赤外線は、赤色よりも波長が長く、ミリ波の電波よりも波長が短い範囲、すなわち、波長が、約 1 mm 〜 700 nm の電磁波である。遠赤外線は、この中で、およそ 4 〜 1000 μm のものをいう。遠赤外線は、熱を持った物体(絶対温度が 0 K を超える物体)からは、必ず放射さており、熱線と呼ばれる。
◆ 遠赤外線ヒーター 遠赤外線ヒーターは、遠赤外線を放射するヒーターであり、体を芯から温めてくれるヒータである。主な機種に、ハロゲンヒーターとカーボンヒーターとがある。ハロゲンヒーターはハロゲンランプを熱源とし、一見扇風機のような形をしており、スイッチオンで すぐ暖かになるのが特徴である。カーボンヒーターは棒状の炭素系発熱体を使用し、赤々と燃える炭火の感覚がある。
◆ 塩素 塩素は、原子番号 17 の ハロゲン族に属する元素である。沸点は−34.1℃、密度 3 (空気 = 1)の黄緑色の気体であって、非常に反応性が高い。水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)を生産するために、食塩水を電気分解する過程で、大量に生産される。塩化ビニールなどの有機塩化物ポリマーとして、化学繊維やプラスチック容器に使用されている。
◆ エンターテイメント エンターテイメントは、娯楽、演芸などのことである。
◆ 鉛直 鉛直は、重りを糸で吊るしたとき、糸が示す方向である。すなわち、重力の方向である。
◆ エンドオブテキスト エンドオブテキストは、キャラクタ単位でデータを送るデータ伝送方式において、テキストの最後であることを示す、制御キャラクタである。ただし、キャラクタ単位の伝送は、現在ほとんど使われていない。
◆ エンハンス形 エンハンス形は、エンハンスメント形ともいい、MOS の一種であって、ゲート〜ソース間電圧がプラスのときだけ、ドレイン電流が流れるタイプである。
◆ エンハンス+デプレッション形 エンハンス+デプレッション形は、MOSの一種であって、エンハンス形とデプレッション形との中間の特性を持つ。すなわち、ドレイン電流が、流れる領域が、ゲート〜ソース間電圧のマイナスからプラスの、両側にまたがっているものである。
◆ エンハンスメント形 エンハンスメント形は、エンハンス形ともいい、MOS の一種であって、ゲート〜ソース間電圧がプラスのときだけ、ドレイン電流が流れるタイプである。
◆ 沿面放電 沿面放電は、気体または液体中の放電ギャップの間に、絶縁体が存在する場合の放電であって、コロナ放電あるいは火花放電において、絶縁物の表面に沿って樹脂状の放電路が形成されるものを言う。火花放電では、絶縁体の表面に変質を伴わない放電をフラッシオーバーといい、変質を伴うものをトラッキングという。
◆ オイルヒーター オイルヒーターは、密閉されたヒーター内部の難燃性オイルを、電気で暖め、暖かくなったヒーターのフィンが空気を暖める暖房機である。ヒーターの表面温度が、約 80℃と低いので、安全性が高い。
◆ 応答 応答は、呼びかけに応えることであるが、ここでは、回路や制御において、ある波形を入力したときの、出力波形のことである。ある系に、典型的な波形を入力したときの応答波形は、その系の特性を示すのに、分かりやすい。このような典型的な入力波形として、代表的なものが、ステップ状の波形があり、このときの応答を、ステップ応答という。ステップ応答は、系の過渡的な応答である。これに対して、系の定常的な応答を表すのが、周波数応答である。ステップ応答は、直感性に勝れている。周波数応答は、直感性では劣るが、系のきめ細かな特性を表すことができる。この中間的なものに、パルス応答がある。
◆ 応用層 応用層は、アプリケーション層とも言い、OSI 参照モデルの最上位の階層のプロトコル(通信手順)である。応用層は、直接ユーザーとインターフェースを取る。応用層のプロトコルには、ウェブ用の HTTP、電子メールの送信に使う SMTP 電子メール受信用の POP3 などがある。
◆ 応用プログラム 応用プログラムは、アプリケーションプログラムまたはユーザープログラムとも言い、ユーザーの仕事を実行するプログラムである。応用プログラムは、OS(オペレーティングシステム)の管理の下に実行される。
◆ 応力 応力は、力が働いている物体において、単位断面積当たりの力をいう。応力が働くと、物体には、応力に応じた歪みが発生する。なお、応力には、引っ張り応力、圧縮応力、せん断応力などがある。
◆ 応力歪み特性 応力歪み特性は、測定試料に応力を加え、加えた応力と、試料の歪みとの関係を示したものである。
◆ お釜 お釜は、釜に敬称を付けたものであるが、一般には、お釜の言葉が、使われている。お釜は、飯を炊いたり湯を沸かしたりする金属製の用具で、鍋よりも深く、普通は腰につばがある。以前は炊飯のための必需品であったが、最近は、ほとんどが電気釜(電気炊飯器)に代わってしまった。
◆ オキシライド オキシライドは、乾電池の一種であって、ニッケルマンガン電池のことである。正極にオキシ水酸化ニッケル、二酸化マンガン、黒鉛を使用し、負極に亜鉛を使用している。アルカリ電池と比べ、約 1.5 倍名ああが持ちする。ただし、初期電圧が 1.7 V とアルカリ電池などに比べて高いので、注意する必要がある。とくに、懐中電灯など白熱灯を使用する機器での使用は不可である。
◆ 屋外照明 屋外照明は、エクステリアライトともいう。屋外に設置するので、耐候性が必要である。電球の交換が簡単で無い場合があるので、この点にも留意する必要がある。また、セキュリティ(安全性)を考慮して設置することが重要である。
◆ 屋外用ガスストーブ 屋外用ガスストーブは、屋外に設置するガスストーブである。可搬性が要求される場合が多いので、燃料にプロパンガスを使用し、ガスボンベを内蔵できるタイプのものが多い。
◆ 屋内照明 屋内照明は、必要な明るさを確保するのは勿論であるが、とくに、家庭や、人の集まる場所では、各部屋の用途に合わせたムードが重要である。アンビエント照明と、タスク照明のバランスを考えるのが良い。
◆ 送り元アドレス 送り元アドレスは、ネットワーク伝送において、各ノード(伝送を行う機器)にアドレスを付ける。送信するハケットに、宛先アドレスを付けるのは当然であるが、送り元アドレスも記載する必要がある。
◆ 遅れ 遅れは、入力信号に対して、出力信号が、時間的に遅れることである。遅れが存在すると、電子回路や制御系の応答に、悪影響がある。とくに、遅れが無駄時間であるとき、その影響が大きい。
◆ お座敷列車 お座敷列車は、JR の臨時列車であって、車内を日本座敷とし、宴会ができるようにした列車である。1960 年に初めて運行されたらしい。
◆ 押し込み試験機 押し込み試験機は、材料試験機の一種であって、試験片を圧縮して、応力と歪みとの関係を調べる試験機である。
◆ 押しボタンダイヤル信号 押しボタンダイヤル信号は、プッシュ式電話機のダイヤル信号のことである。押しボタンダイヤル信号は、押したボタンに対応する周波数信号であり、通称 ピポパ と呼ばれている。この信号は、一つのボタンに対して、2 つの周波数が割り当てられて、和音となっている。この信号は、電話の音声周波数帯域内の信号であるから、ユーザー側のディジタル信号としても利用できる。
◆ オッシロスコープ オッシロスコープは、以前シンクロスコープとも呼ばれたが、シンクロスコープは商品名である。オッシロスコープは、CRT ディスプレイ(ブラウン管)を使って、電気信号の波形を観測する計測器である。元々は、アナログの計器であるが、信号をディジタル化して、波形を記憶したり、演算処理したりする、ディジタルオッシロスコープが多くなっている。オッシロスコープは、繰り返し波形を表示するが、ディジタルオッシロスコープでは、単発現象を表示することができる。ディジタルオッシロスコープを、さらに発展させたものが、ロジックアナライザ(ロジアナ)である。
◆ お掃除ロボット お掃除ロボットは、掃除用に特化したロボットである。ロボットは、将来的には、多くの能力を持ったものになると考えられるが、現状では、愛玩用、または、特定用途用である。お掃除ロボットは、壁や障害物を感知して自動的に避けて掃除し、自分で充電するものもある。
◆ オゾン発生器 オゾン発生器は、オゾンを発生する器具であって、家庭やその他の臭いが気になる場所や、衛生上清潔を保たなければならない場所に使われている。オゾンの化学式は、O3 で、不安定であり、O2 と O とに分解する。この O は反応性が極めて高く、他の分子と結びつき易い。このため、強力な殺菌力、脱臭力、漂白力がある。
◆ 織田信長 織田信長は、戦国時代の武将であって、今川氏や斉藤氏との戦いに勝利し、上洛を果たす。さらに武田氏、延暦寺などからなる反信長包囲網も破り、天下布武を進めたが、本能寺の変で、明智光秀に襲われて自害した。
◆ オーディオ オーディオは、音楽やその他の音を再生したり録音したりする装置のことで、その装置を使って、音の再生や録音を楽しむことも、オーディオという。
◆ オーディオシステム オーディオシステムは、オーディオセットとも言い、オーディオアンプ、スピーカー、DVD プレーヤーなどをセットとしたものである。セットとして販売されているものもあるが、マニアが、単品を買い集めてセットに組み上げたものもある。
◆ オーディオセット オーディオセットは、オーディオシステムとも言い、オーディオアンプ、スピーカー、DVD プレーヤーなどをセットとしたものである。セットとして販売されているものもあるが、マニアが、単品を買い集めてセットに組み上げたものもある。
◆ 音 音は、空気の振動であって、そのうち、人の耳で聞くことができる周波数帯域 (可聴周波数、約 20〜20kHz)のものをいう。可聴周波数よりも高い周波数のものを超音波という。音を耳で聴くのが、聴覚である。なお動物の聴覚は、人よりも優れているものも多い。
◆ 音の高さ 音の高さは、周波数によって表され、周波数が高いほど、周波数に比例して、音が高く感じる。音は、複数の周波数の振動の集まりであるが、そのうちで最も低い周波数のものを、基本周波数(基本波)といい、音の高さとして感じるのは、基本周波数である。高調波は、音色として感じる。
◆ オートマチックリセット オートマチックリセットは、フィードバック制御の積分動作のことである。積分動作のことを、以前、オートマチックリセットと呼んでいた。
◆ オーバーサンプラ オーバーサンプラは、オーバーサンプリングを行う回路のことである。
◆ オーバーサンプリング オーバーサンプリングは、AD コンバータにおいて、サンプリング定理を超える周波数でサンプリングを行うことである。サンプリング定理は、理論的な極限であって、オーバーサンプリングを行うことによって、信号の S/N が改善される。
◆ オーバーサンプリング形 AD 変換機 オーバーサンプリング形 AD 変換機は、アナログ入力を、アナログ フィルタでフィルタした後に、オーバーサンプリングによって AD 変換をおこない、その出力を、さらにディジタルフィルタでフィルタして、その出力を利用する、AD コンバータである。AD 変換機の出力は、マイコンなどのコンピュータに取り込むことが多い。この場合は、AD 変換後のディジタルフィルタは、コンピュータによって実行できるから、ディジタルフィルタのハードウェアは不要である。
◆ オーバーシュート オーバーシュートは、制御などの波形が、規定レベルを一時的に超えること、またはその部分のことである。対象によって、オーバーシュートが、許容されない場合と、若干のオーバーシュートなら許容されるものとがある。
◆ オーバーヘッドプロジェクタ オーバーヘッドプロジェクタは、映写機の一種であって、専用のフィルムやシートに書かれた文字や図表を、スクリーンに投影する装置である。教育現場や、プレゼンテーションで用いられることが多い。
◆ オフ オフは、オン/オフのオフであって、たとえばスイッチの開閉の閉に対応する。また、シーズンオフなど、ある範囲から外れている意味にも用いられる。
◆ オフィス オフィスは、事務所とも言い、会社や役所などの、事務をとる場所のことである。
◆ オブジェクトコード オブジェクトコードは、ネイティブコード、マシン語とも言い、コンピュータが理解できる言語で書かれたコンピュータプログラムのことである。オブジェクトコードは、2 進数の羅列であるため、そのままの形では、人間が読んで理解することが困難である。通常は、人間が理解できるプログラミング言語(アセンブラ、コンパイラ、インタープリータ)を使ってプログラムを作成し、これを、コンピュータで翻訳して、オブジェクトコードにする。
◆ オフセット(DA コンバータの) DA コンバータのオフセットは、オフセット電圧とも言い、DA コンバータの入力コードがゼロのときの出力電圧である。誤差が無ければ、出力出電圧はゼロのはずであるから、オフセットは、DA コンバータの誤差である。
◆ オフセット(比例制御の) 比例制御のオフセットは、フィードバック制御において、比例制御(比例動作)で自動制御を行ったときに現れる偏差のことである。比例制御においては、マニュアルリセット(手動の調整)を行わないと、オフセットをゼロにすることはできない。自動でオフセットを無くすためには、積分動作(オートマチックリセット)が必要である。
◆ オフセット電圧(DA コンバータの) DA コンバータのオフセット電圧は、DA コンバータの出力が単極性出力のときには、DA コンバータの入力がオールゼロのときの出力電圧である。これを、ユニポーラオフセットという。誤差が無ければ、出力電圧はゼロのはずである。DA コンバータの出力が両極性出力のときは、入力が(10・・00)のときの出力電圧である。これをバイポーラオフセットという。
◆ オフセット電圧(オペアンプの) オペアンプのオフセット電圧は、オペアンプの反転入力端子と非反転入力端子を、共にグラウンドに落としたときの、オペアンプの出力電圧のことである。オペアンプに誤差が無いなら、このときの出力電圧はゼロになるはずである。したがって、オフセット電圧は、オペアンプの誤差である。
◆ オフセット電流 オフセット電流は、オペアンプにおいて、その二つの入力端子に流れ込むバイアス電流の差のことである。オペアンプの入力インピーダンスは、理想的には無限大であるが、実際には、有限のインピーダンスを有し、かつ、ほぼ一定の電流が流れる。バイアス電流は、このほぼ一定な電流のことである。バイアス電流は、それ自体は有害ではないが、オペアンプの入力の外付けインピーダンスによって、電圧が発生し、この電圧が誤差となる。しかし、オペアンプの両側の外付けインピーダンスの値を等しく取れば、オフセット電流ががゼロであれば、誤差は発生しない。実際には、オフセット電流はゼロでは無いから、誤差になる。しかし、オフセット電流は、バイアス電流と比べ、かなり小さいから、上記の対策は、誤差を低減させることができる。
◆ オフセットバイナリ オフセットバイナリは、DA コンバータの、変換方式の一つであり、両極性出力ともいう。オフセットバイナリは、DA コンバータの出力が、バイナリ(2 進数)であって、プラス/マイナスの両方向に振れるものをいう。プラスまたはマイナスの 1 方向に振れるものは、ストレートバイナリ(単方向出力)という。
◆ オフセット補償回路 オフセット補償回路は、オペアンプのオフセット電圧(バイアス電流が電圧に変換されたものを含む)を補償する回路である。オフセット補償回路は、オペアンプに内蔵されている場合と、外付け回路を付加しなければならないものとがある。オフセット補償回路が内蔵されている場合であっても、可変抵抗器は、外付けになる。
◆ オフ抵抗 オフ抵抗は、スイッチやトランジスタなどが、オフ状態になったときの抵抗値である。理想的には、オフ抵抗は無限大であるが、実際には有限である。とくに、半導体スイッチは、接点に比べると、オフ抵抗は低く、オン時のオン抵抗は高いので、無視できないときがある。
◆ オーブン オーブンは、天火のことであって、調理器具の一種である。焼くだけでなく、煮る、蒸す、揚げるのにも利用できる。現在では、電気オーブンが多い。オーブンレンジやトースターレンジもある。電気オーブンレンジのほかに、ガスオーブンレンジもある。また、電子レンジがある。電子レンジが、最も普及しているが、暖めと解凍用であり、オーブンとは用途が異なる。
◆ オープン(IC の) IC(集積回路) における オープン は、IC の入出力を、他に接続しないで開放にすることである。IC の出力をオープンにしても問題は無いが、入力側をオープンにするときは、注意する必要がある。バイポーラトランジスタの入力端子は、オープンにしたときは、入力がハイとして動作する。ただし、ノイズには弱いので、プルアップすることが望ましい。CMOS のときは、入力をオープンにすると、そのハイ/ローが、不定になる。しかも IC を破壊する恐れがあるので、CMOS では、その入力を、その論理に合わせて、プルアップまたはプルダウンして、避ける必要がある。
◆ オープン(ソフトウェアの) ソフトウェアのオープンは、オープンソースを意味することが多い。オープンソースは、ソースコードを公開したソフトウェアのことである。ソースコードを公開することによって、有用な技術を共有し、世界の誰もが、自由にそのソフトウェアの開発に参加することができる。フリーソフトは、無料ソフトのことであるが、通常は、著作権が作者に帰属し、作者からの許可な無ければ、改変したり販売したりすることはできない。
◆ オープンコレクタ オープンコレクタは、IC などの出力端子が、トランジスタのコレクタになっているものである。出力が MOS のオープンドレインも、機能的には同じである。その出力を電圧出力にするためには、出力をプルアップする必要がある。複数のオープンコレクタ端子を共通にすると、論理的に、OR となる。これを、ワイヤドオアという。
◆ オープンサイト オープンサイトは、ここでは、機器の耐ノイズ性のテストなど、電磁波に関連するテストを行うための、屋外試験場である。できるだけ外来電波の影響を受けないようにするために、山間部設置することが多い。
◆ オープンシステム オープンシステムは、オープンな性質を持つプロトコル(通信手順)の体系である。オープンシステムは、(1) 伝送媒体の種類が異なっていても、互いに通信できる。(2) そのシステムに属してれば、誰とでも互いに通信できる。(3) ネットワークが複雑で、多数の伝送媒体を経由する場合であっても、互いに通信できる。という性質を持つ。オープンシステムの具体例に TCP/IP や OSI がある。
◆ オープンシステムインターコネクション オープンシステムインターコネクションは、OSI 参照モデル (OSI)と略し、オープンシステムの代表例である。オープンシステムインターコネクションは、オープンな性質を持つプロトコル(通信手順)の体系である。オープンシステムは、(1) 伝送媒体の種類が異なっていても、互いに通信できる。(2) そのシステムに属してれば、誰とでも互いに通信できる。(3) ネットワークが複雑で、多数の伝送媒体を経由する場合であっても、互いに通信できる。という性質を持つ。オープンシステムの具体例に TCP/IP や OSI がある。
◆ オープンソース オープンソースは、オープンソースソフトウェアとも言い、ソフトウェアのソースコードを、インターネットなどを通じて無償で公開し、誰でもそのソフトウェアの改良、再配布が行えるようにすること、または、そのソフトウェアのことである。
◆ オープンソースイニシャティブ オープンソースイニシャティブは、オープンソースを推進する団体の名称である。オープンソースは、オープンソースソフトウェアとも言い、ソフトウェアのソースコードを、インターネットなどを通じて無償で公開し、誰でもそのソフトウェアの改良、再配布が行えるようにすること、または、そのソフトウェアのことである。
◆ オーブントースター オーブントースターは、オーブン形をしたトースターであり、トーストだけでなく、グラタン、冷蔵ピザ、餅、冷凍トースト、などを焼くことができる。
◆ オープンドレイン オープンドレインは、出力が MOS である出力回路であって、ドレインに負荷を接続するタイプである。トランジスタにおけるオープンコレクタに相当する。電流を吸い込む回路であるが、負荷にプルアップ抵抗を接続することによって、電圧出力にすることができる。
◆ オープンなプロトコル オープンなプロトコルは、オープンな性質を持つプロトコルである。オープンなプロトコルは、次の性質を持つ。(1) 伝送媒体の種類が異なっていても互いに通信可能である。(2) そのシステムに属しているユーザーは、誰であっても互いに通信できる。(3) ネットワークが複雑で、多数の伝送媒体を経由しても互いに通信できる。
◆ オープンループゲイン オープンループゲインは、開ループ利得とも言い、帰還を掛けないとき、すなわち、フィードバック回路のループを開いたときのゲインである。
◆ オーブンレンジ オーブンレンジは、調理用の器具であって、電子レンジと電気オーブンの両方を兼ねるものである。
◆ オペアンプ オペアンプは、オペレーショナルアンプリファイアの略であって、演算増幅器とも言う。元々は、アナログコンピュータ用に開発されたものであるが、現在は IC 化されている。オペアンプは、アナログ IC の中心になる存在である。ただし、オペアンプ IC 単体では、増幅器ではなく、外付けの抵抗を付けて増幅器を構成する。その代わり、外付けの部品にコンデンサなどを併用することによって、フィルタなど、各種のアナログ回路を作ることができる。
◆ オペアンプの総合ノイズ オペアンプは、複雑な回路であるから、各所にノイズ発生要因がある。オペアンプの総合ノイズは、全てのノイズがオペアンプの入力側で発生しているものとして、等価換算して表す。ただし、電圧換算の等価ノイズと、電流換算の等価ノイズとに分ける。
◆ オペレーショナルアンプリファイア オペレーショナルアンプリファイアは、通常オペアンプ(OP アンプ)と略し、演算増幅器ともいう。元々は、アナログコンピュータ用に開発されたものであるが、現在は IC 化されている。オペレーショナルアンプリファイアは、アナログ IC の中心になる存在である。ただし、オペレーショナルアンプリファイア IC 単体では、増幅器ではなく、外付けの抵抗を付けて増幅器を構成する。その代わり、外付けの部品にコンデンサなどを併用することによって、フィルタなど、各種のアナログ回路を作ることができる。
◆ オペレーション オペレーションは、日本語の行うという言葉と同様に、運転、作業、操作から、作戦、手術にいたるまで、何か行うことは、全てオペレーションである。
◆ オペレーティングシステム オペレーティングシステムは、OS と略し、キーボード入力、画面出力などの、入出力機能や、ハードディスク、メモリの管理など、多くのアプリケーションから、共通して利用される基本的な機能を提供し、コンピュータシステム全体を管理するソフトウェアである。現在使用されている最もポピュラーな OS は、マイクロソフト社のウィンドウズである。
◆ オーム(人名) 人名のオーム(1789〜1854)は、ニュルンベルグ/ミュンヘン大学教授で、電流と電圧に関するオームの法則を発見した。
◆ オーム(抵抗) オームは抵抗の単位であって、記号は Ω である。オームの法則の発見者オームにちなんで、名づけられた。
◆ オームの法則 オームの法則は、電流と電圧との関係であって、電流を I、電圧を V、抵抗を R とすれば、V = R・I である。
◆ 重み 重みは、重み付き平均(加重平均)における、重みのことである。観測された値を Xi とすれば、単純平均は、嚢i である。これに対して、重み付き平均は、各観測値 Xi に対する重みを Wi とすれば、(Wi・Xi)/(Wi) である。
◆ 親局 親局は、親子式のネットワーク通信において、親となる局(ノード)のことである。局は伝送装置のことである。
◆ 親子式 親子式は、ネットワーク通信において、親局が存在し、親局以外の子局は、親局の制御の下に動作するシステムである。
◆ 親指シフト 親指シフトは、ニコラとも言い、コンピュータのキーボードのキー配列方式の一種であって、かな文字入力を効率よく行う方式である。各キーを単独で押すと、各キーの下段の文字が入力される。各キーと同時に、同じ側の親指きーを押すと、各キーの上段右側の文字が入力される。各キーを反対側の親指キーと同時に押すと、各キーの上段左側の文字が入力される。この親指シフト以外にも、合理的なキー配列方式があるが、従来からのキー配列である QWERTY 方式のキー配列が、依然として主流である。
◆ 親指シフト配列キーボード 親指シフト配列キーボードは、ニコラとも言い、コンピュータのキーボードのキー配列方式の一種であって、かな文字入力を効率よく行う方式である。各キーを単独で押すと、各キーの下段の文字が入力される。各キーと同時に、同じ側の親指きーを押すと、各キーの上段右側の文字が入力される。各キーを反対側の親指キーと同時に押すと、各キーの上段左側の文字が入力される。この親指シフト配列キーボード以外にも、合理的なキー配列方式があるが、従来からのキー配列である QWERTY 方式のキー配列が、依然として主流である。
◆ オリジナル(IC 製品の) IC 製品のオリジナルは、複数のメーカーから、同一形番で、同じ仕様の IC が販売されているときに、最初に出したメーカーの製品を、オリジナルという。これに対して、後発のメーカーの製品は、セカンドソースという。
◆ オルタネータ オルタネータは、交流発電機のことである。通常は、自動車などに搭載している交流発電機のことをいう。従来は、ダイナモ(直流発電機)が多く使われていたが、小形高性能、長寿命、アイドル回転域でも充電可能、電圧制御が容易などの特徴から、オルタネータが取って代わった。
◆ 折れ線近似 折れ線近似は、曲線の近似法の一種である。曲線を複数の区間に分割し、その一区間ごとに、その区間の両端を結ぶ線分で近似する方法である。簡単で有効な近似法である。たとえば試験の得点などは、最低の 0 点と、最高の 100 点は、近似したことによる誤差が出ては困る。このようなときに、とくに有用な近似法である。
◆ オーロラ オーロラは、極光とも言い、北極や南極の極域近辺で見られる、大気の発光現象である。太陽から出る太陽風とよばれるプラズマ粒子の流れが、地球の磁場と相互作用した結果として、電離層中の酸素原子や窒素分子と衝突し、大気を光らせる現象である。オーロラの色は、上方 200 km 以上では赤色、100〜200 km では緑色、100 km 以下ではピンク色である。
◆ オン オンは、オン/オフのオンであって、たとえばスイッチの開閉の開に対応する。その他、オンには、・・に基づいて、(壁に絵を)掛ける などいろいろな意味がある。
◆ 音域 音域は、音の高さの範囲のことである。たとえば、楽器の音域とは、その楽器が出すことのできる音の高さの範囲である。
◆ オンオフ制御 オンオフ制御は、2 位置制御などとも言い、フィードバック制御において、その制御変数の値が目標値よりも高いか低いかによって、操作変数の値が、オンかオフかの 2 値を取る制御のことである。なお、オンオフ制御は、操作変数が 2 値を取ればよく、必ずしも、全開と全閉の 2 値である必要は無い。たとえば、オンがバルブの 60 % 開、オフがバルブの 20 % 開であっても、オンオフ制御という。
◆ オンオフ動作 オンオフ動作は、フィードバック制御における、オンオフ制御の制御動作のことである。オンオフ動作は、その制御変数の値が目標値よりも高いか低いかによって、操作変数の値が、オンかオフかの 2 値を取る制御動作のことである。なお、オンオフ動作は、操作変数が 2 値を取ればよく、必ずしも、全開と全閉の 2 値である必要は無い。たとえば、オンがバルブの 60 % 開、オフがバルブの 20 % 開であっても、オンオフ動作という。
◆ 音響データ 音響データは、音のデータである。ここで音は、人の耳に感じる周波数帯域の空気の振動であって、22 kHz 以下の周波数の信号である。
◆ 温水洗浄便座 温水洗浄便座は、湯・水によって肛門を洗浄する機能を持った暖房便座のことである。暖房便座は、便座に電熱線を入れて、便座を暖めることができる便座である。
◆ 音声 音声は、人の声、すなわち、人が発声器官を通じて発する音である。音声の基本要素は、母音と子音である。また、特定の言語で意味の違いを弁別・認識する音声の基本単位を、音素といい、特定の言語に依存しない、音声学で、分類・定義する音声の基本単位を単音という。なお、コンピュータで音声を自動的に認識するのが音声認識であり、音声を人工的に作り出すのが音声合成である。
◆ 音声認識 音声認識は、マイクなどによって入力された人間の音声を、コンピュータに波形として認識させる技術である。この入力した波形を、(1) 事前に登録した音声と比較することによって、本人確認を行ったり、(2) 入力された音声を文字に置き換えて、キーボードやマウスのような、入力装置として利用することができる。
◆ オン抵抗 オン抵抗は、オンとオフの状態を有する素子の、オン時の抵抗値のことである。オン抵抗は、理想的には、ゼロであるが、とくに、半導体 スイッチでは、オン抵抗が無視できないときがある。
◆ オンデマンド オンデマンドは、ユーザーの要求があったときに、サービスを提供る方式である。ウェブやメールなどのインターネット上でのデータ配信は、ほとんどがオンデマンドである。これに対して、たとえばテレビ放送の番組は、オンデマンドではない。
◆ 温度 温度は、寒暖の度合いを数量で表したものであり、物質を構成する分子の運動のエネルギーの統計値である。温度の単位には、熱力学温度(絶対温度、ケルビン)、セルシウス温度(摂氏)、華氏などがある。国際単位(SI 単位)では、ケルビンを用いることになっているが、実際に測定することは容易で無い。このことから、国際温度目盛が定められている。温度計には、熱温度計、抵抗温度計、サーミスタ、放射温度計、液柱温度計(寒暖計)、バイメタル温度計などがある。
◆ 温度係数(オペアンプ特性の) オペアンプには各種の特性がある。これらの特性値は、温度係数を持っている。温度による特性値の変化を、温度ドリフトという。仮に、特性値を補償する補償回路を組んだとしても、温度が変化すれば、誤差が発生する恐れがある。精度を、要求する場合には、温度ドリフトを無視することが、できない。
◆ 温度係数(半導体の) 半導体素子の各種特性は、温度係数を持っている。この半導体素子の温度係数は、比較的大きい。また、使用温度範囲も狭く、とくに高温に弱いものが多い。しかも、半導体素子は、使用中に、発熱によって温度が上昇する。半導体素子、とくに半導体パワー素子は、安全動作領域を考慮して、温度上昇が限度内に収まるようにし、必要に応じて放熱器を設けるなど、放熱設計を行うことが重要である。なお、半導体の温度係数を利用したものが、サーミスタ温度計である。
◆ 温度係数(抵抗の) 抵抗は、温度係数を持つ。高精度の抵抗は、抵抗の絶対値精度と共に、温度係数の小さなものを選ぶ必要がある。抵抗の規格も、そのように決められている(コラム 2.1-5)。
◆ 温度差 温度差は、ここでは、場所による温度差のことである。エアコンによる温度調整は、建物外には及ばないし、建物内であっても、部屋により、さらには部屋の中にも温度差がある。このような温度差にさらされると、身体に、いろいろな負担を掛ける。(1) 水平の温度差(冬) : 暖房居室と非暖房居室 5 度以内 (2) 時間の温度差 : 夜空調を切ってから翌朝まで(次の推奨値を目安として室温を維持する)冬季は室温下限 16 度、夏季は室温上限 28 度。(3) 室内上下の温度差 : 床と床から 1,2 m 2 度以内 床と天井 3 度以内
◆ 温度スイッチ 温度スイッチは、温度が所定の温度を超えたか どうかによって、オンオフ動作するスイッチである。温度制御や、温度の警報などに使用する。
◆ 温度制御 温度制御は、温度を制御変数とするフィードバック制御のことである。温度制御は、その制御対象によって、制御の難易度が著しく異なる。簡単なオンオフ制御でも、十分に良い制御ができるものから、高度の制御演算式を使用しても、制御が難しいものまで、千差万別である。
◆ 温度センサ 温度センサは、温度を計測するセンサである。温度の測定範囲は広く、必要とする精度もいろいろなので、それに応じた、適切なセンサを選定する必要がある。まず、接触式温度センサと非接触式温度センサに分けられる。接触式は、センサを測定対称に接触させて、温度を計る。非接触式は、センサを、測定対象から離して測定する。非接触式は、離れた所から測定したい場合と、測定対称が高温などのため、接触させられない場合とがある。
◆ 温度ドリフト(オペアンプの特性の) オペアンプの特性の温度ドリフトは、オペアンプの各種特性が、温度係数を持ち、温度によって変化することをいう。
◆ 音波振動式歯ブラシ 音波振動式歯ブラシは、音波歯ブラシともいい、電動式歯ブラシの一種である。電動歯ブラシは、ブラシの部分が回転または振動するので、手を動かして磨く必要が無く、かつ、手で磨くよりもきれいになる。音波振動式は、音波領域の高速で動かすことによって、奥歯の裏側や、歯間の歯垢をきれいにすることができる。
◆ 音波歯ブラシ 音波歯ブラシは、音波振動式歯ブラシともいい、電動式歯ブラシの一種である。電動歯ブラシは、ブラシの部分が回転または振動するので、手を動かして磨く必要が無く、かつ、手で磨くよりもきれいになる。音波歯ブラシは、音波領域の高速で動かすことによって、奥歯の裏側や、歯間の歯垢をきれいにすることができる。
◆ 温水洗浄便座 温水洗浄便座は、便座の一種であって、用便後のお尻を、温水で洗浄し、さらに、温風によって乾燥してくれる製品である。
◆ オンライン分析計 オンライン分析計は、機器や配管などから、自動的に、連続的(または一定時間間隔)にサンプリング(試料採取)を行って、分析を行う分析計である。これに対して、手動でのサンプリングを必要とする分析計を、オフライン分析計という。