ノイズ対策技術

9. グラウンドと電源

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9.(3) グラウンド/電源配線の原則

◆ グラウンド、電源接地の配線には、好ましいやりかた、やってはならないことの原則があります。本来は、これらの原則は、信号線においても適用すべき原則です。しかし、とくにグラウンド、接地においおて注意すべきことが多いので、グラウンド、接地の原則と呼ばれています。
電源は、本来グラウンドと同等ですから、電源においても、同程度に重視しなければなりません。また、信号配線であっても適用される原則です。

9.(3-A) 共通インピーダンス

◆ 原則の第1が、共通インピーダンス を作らないということです。共通インピーダンスについて、図.14で、説明します。

[図.14] 共通インピーダンス

共通インピーダンス

◆ 図.14(a)において、回路 A が動作してその電流値が変化したとします。電流値が変化すれば回路 A に掛かる電圧が変化します。その結果電圧 V が一定であっても回路 B に加わる電圧が変化します。すなわち、回路 A が動作したことによって、回路 B がその影響を受けます。
図の(b)においては、回路 A は、回路 B と回路 C との共通部分に入っています。
回路 A が動作すると、回路 B と回路 C との両方に影響を与えます。これは、当然であり、やむをえない現象です。
回路 B が動作すると、その結果は回路 A に影響して、回路 A が変化しますが、その変化は、さらに回路 C にも及びます。これも、当然であり、やむをえない現象なのですが、うれしくない現象です。
◆ 図の(b)で、回路 A は、回路 B と回路 C との共通部分に入っています。このことから、回路 A のことを、回路 B と回路 C との共通インピーダンスと呼んでいます。

共通インピーダンスが存在すると、共通インピーダンスによって、回路 B の動作が回路 C に影響します(およびその逆)。
すなわち、共通インピーダンスは、ノイズ対策上、有害な存在です。共通インピーダンスを作らないことが、まず第 1 の対策です。しかし、共通インピーダンスは、故意に作らなくても存在します。回路図に無い回路として、共通インピーダンスが存在するからです。導線は、回路図上では、理想的なゼロインピーダンスですが、実在の導線は必ずインピーダンスを持っています。これが、共通インピーダンスを構成します。
◆ とくに、電源とグラウンドが問題です(図.15)。図で、B の部分は回路(b)と回路(c)の共通インピーダンス、A の部分は回路(a)、回路(b)および回路(c)の共通インピーダンスです。

[図.15] 電源とグラウンドにおける共通インピーダンス

電源とグラウンドにおける共通インピーダンス

◆ 電源線とグラウンド線は、図.15 のような引き方では、共通インピーダンスを避けることができません。ただし、共通インピーダンスが存在しても、そのインピーダンスの値を、十分低くすれば、実害を防ぐことができます。この意味で、電源線/グラウンド線は、インピーダンスを低くすることが重要です。
電源線/グラウンド線のインピーダンスを低くする手段として有効なものに、ベタパターンがあります。また、パターンだけでは不十分なので、パスコンを併用する必要があります。
共通インピーダンスそのもを無くす手段もあります。次に述べる 1 点アースです。

9.(3-B) 1点アース

◆ 電源とグラウンドにおける共通インピーダンスを無くすために考えられた方式が、1点アースで す。配線を共用するから、共通インピーダンスが発生します。個別に配線すれば、共通いピンダンスはありません。これが 1 点アースです。図.10 の(c)は、接地点までの配線に、共通インピーダンスがあります。これに対して、(b)は、接地点まで、個別に配線されていますから、1 点アースです。共通インピーダンスは、ありません。
電源にも、当然、1 点アースの考え方を適用することができます。しかし、電源は、グラウンド/接地に比べると、その必要度は低くなります。これは、使用する IC などが、電源電圧の変動を、ある程度補償す機能を持っているからです。
なお、電源については、1 点アースに対応する適当な呼び名は無いようです。

[注]  この講座の表記法に従えば、1点接地(または1点グラウンド)です。しかし、1点アースの呼び名が慣用されています。

◆ 図.10 の例は、接地ですが、1 点アースは、プリント基板内の配線などにも、適用されます。
アナログ回路のプリント基板における、共通インピーダンスの影響と、1点アースの効果を調べた実験例があります。図.16 は、実験回路で、(a)は、故意に共通インピーダンスを大きくした基板、同図(b)は、それを1点アースにした基板です。また、1 点アースではなく、共通インピーダンスを持ちますが、故意に大きくはしないで、普通に作った基板も、実験しています。これを、「普通の基板」と呼びます。

[図.16] 1点アースの実験基板

1点アースの実験基板(1) 1点アースの実験基板(2)_

◆ 図.16(a)の大きな共通インピーダンスがある場合の波形写真を図.17(a)に示します。
また、普通の基板(共通インピーダンスは存在しますが、共通インピーダンス部分が、太くて短いパターン)における波形が図.17(b)です。

[図.17] 共通インピーダンスによるノイズ

細くて長いパターン 太くて短いパターン_

◆ 図は、(a)(b)とで、スケールが異なりますから、注意して、大きさを比べてください。
図の(B)が、共通インピーダンスによって、グラウンドに重畳したノイズです。非試験回路は、増幅器の入力がゼロですから、出力(C)は、ゼロのはずです。しかし、グラウンドが変動しているために、増幅器の出力(C)が変動しています。
故意に大きな共通インピーダンスを持たせた(a)の場合には、かなり大きなノイズが乗っていることが分かります。
◆ 図.18は、1 点アースを使用することによって、共通インピーダンスを無くしたときの波形です。パターンは、図.16(b) に示した細くて長いパターンです。スケールは図.17(b) と同じです。

[図.18] 1点アースのときの波形

1点アースのときの波形

◆ 一点アースの効果が大きいことが分かります。
1点アースは、理想的に思われますが、全てに、うまく適用できるわけではありません。個別に線を引くために、対象回路数が多いと、配線の本数が多くなります。スペースを節約するために、パターンを細くするとインピーダンスが高くなります。共通インピーダンスと比べれば、インピーダンスは高くても差し支えありません。しかし、インピーダンスを高くすることは、好ましいことではありません。

また、グラウンドパターンが長いと、パターン相互のストレキャパシタンスが増加します。ストレキャパシタンスによって、高周波は分離されなくなり、個別に配線した効果がなくなります(9.(3-D)図 31参照)。1点アースが有効なのは、直流ないしは低周波です。高周波には、1点アースは、効果がありません。図.18の実験は、低周波ですから、大きな効果があるのです。
◆ 1点アースの効果が無いのであれば、共通インピーダンスは有っても、多点アース の方が良いということです。多点アース とは、1 点アースの逆で、それぞれの場所に、個別に、グラウンド/接地することです。図.19は、複数の機器を接地する場合の多点アースの例です。

[図.19] 多点アース

回路 配置

◆ 複数の筐体を、ピットの上に並べた例です。共通インピーダンスによる影響を避けるために、グラウンドのインピーダンスをできるだけ低くする必要があります。このために、ピットの底に、銅版を敷いて、これをグラウンドとしています。

9.(3-C) ベタアースとベタV

9.(3-C-a) アナログ基板

◆ プリント基板も、高周波では、多点アースを使用します。プリント基板で、多点アースのインピーダンスを、最も低くする手段が、ベタパターン です。ベタパターンは、基板面をべったりと平面的にパターンとしたものです(図.20)。

[図.20] ベタアース

ベタアース

◆ 図は、グラウンドをベタパターンにしたものですから、ベタアース と呼んでいます。

[注]  ベタアースも慣用語です。

この例では、全面をベタにしないで、一部分を通常のパターンにしています。完全なベタではなく、この程度の例外があっても、ベタアースと呼びます。電源にもベタパターンを使用します。これをベタ V といいます。ロジック回路用の主電源を VCC と呼んでいるので、この VCC の V を取ったものです。VCC 以外の電源でもベタ V と呼んで差しつかえあリません。
◆ 図.16 と同様な実験で、ベタアースを使用したときの波形を、図.21に示します。

[図.21] ベタアースによる波形

ベタアースによる波形

◆ 1 点アースの図.18 と比較すると若干劣りますが、十分良好な波形です(スケール等は、図.18 と同じです)。1 点アースと比較するために、1 点アースと同じ周波数の信号を使用していますが、ベタパターンは、1 点アースと異なり、高周波まで良好に動作します。

プリント基板で、最も多く使われているのは2 層基板 です。プリント基板の両面を配線パターンに使用した基板です。両面基板 とも呼ばれています。
アナログの2層基板では、通常、基板の1層を、ベタアースとし、他の1層に電源と信号パターンを配置した基板が、使用されてきました。このとき、やむを得ない部分は、ベタアースの面を、信号等に使用します。図.20はこの例です。
◆ しかし、本来、グラウンドと電源とは対等なはずです。この意味では、グラウンドだけをベタにし、電源をベタにしないのは片手落ちです。
これを考慮して、電源とグラウンドとを対等にベタにしたパターンの例を、図.22に示します。

[図.22] ベタVとベタアースの併用例

ベタVとベタアースの併用例

◆ 実際には、信号パターンのために、この様にはうまくは行きませんが、考え方を示しました。真のベタV とベタアースとを使用するためには、2 層基板では間に合いません。4 層基板が必要です。

9.(3-C-b) ディジタル基板

◆ アナログ回路は、ディジタル回路よりもノイズ対策の必要度が高いために、従来から、1点アースさらにはベタパターンが使用されてきました。これに対して、デイジタル基板では、1点アース、ベタパターンという考え方は、あまりありませんでした。しかし、回路の高速化に伴なって、デイジタル基板においてもノイズ対策の必要性が増大しています。デイジタル基板においても、ベタパターンは有効であり、活用が望まれます。
◆ ディジタル基板では、信号線が多いので2層基板では、全面的なベタは不可能です。しかし、ベタパターンの考え方を取り入れて、ノイズに強くすることができます。信号パターンが無く、空間になっている部分を、ベタパターンで埋めてしまおうという考え方です(図.23)。

[図.23] 空き地を埋める

空き地を埋める 空き地を埋める

◆ 図では、信号のパターンは、元のまま動かさないで、単に空き地を埋めています。しかし、べたの部分を増やす目的で、信号のパターンを動かせば、さらにベタの部分を増やすことができます。
ただし、単に、ベタの部分を作っても、そのベタが浮いていたのでは、効果がありません。このベタを、互いに連結して、ベタアース、またはベタVのどちらかにすることが必要です。浮いているとは、どこにも繋がっていないで、独立したパターンのことです。浮いたところは、ノイズ対策上は、大きなマイナスです。
すなわち、浮いたところは、アンテナとなって、ノイズを拾い、そのノイズを周囲に撒き散らします。また、浮いたところには、静電気が帯電します。この電圧が高くなると、放電します。静電気放電は、極めて大きなノイズです。
電子回路では、浮いたところを作らないことが鉄則です。

◆ 電源線とグラウンド線とで構成されれる電源回路のインピーダンスは、できるだけ低いことが必要です。
パターンは導線と同様にインダクタンスを持っています。インダクタンスのインピーダンスは、周波数に比例して高くなります。パターンを太くすれば、インピーダンスは下がりますが、それだけでは不十分です。電源線とグラウンド線との間に、コンデンサを挿入して、高周波をバイパスさせることによって、インピーダンスを低くします。
◆ このコンデンサのことをパスコン と呼んでいます(図.24)。

[図.24] パスコン

パスコン

◆ パスコンは、アナログ回路でも必要です。また、プラス/マイナスなどの複数電源を使用する回路では、各々の電源とグラウンドとの間にパスコンを挿入します(図.25)。

[図.25] 2 電源のパスコン

2 電源のパスコン

◆ ベタアースとベタVとが基板をはさんで互いに対向していると、このベタアースとベタVとの間でコンデンサを形成します。これがパスコンの役割を果たします。これだけで、パスコンに代わる効果はありませんが、設置したパスコンの良い補助になることは確かです。しかも、極めて有効な補助です。
コンデンサは、回路図に無い回路で,高周波ではインダクタになってしまいます(1.図.3)。この大きな要因は、コンデンサのリードです。コンデンサのリードが持つインダクダンスが高周波で、効いてくるのです。ベタパターンにより形成されるコンデンサには、リードがありません、したがって、キャパシタンスの値は小さいのですが、高周波で非常に良く効くコンデンサです。
◆ ただし、ベタアース相互、またはベタ V 相互が対向している場合には、コンデンサを形成しません。ベタアースとベタ V のパターンが対向しているときに、コンデンサを形成します。パターン設計のとき、うまく、コンデンサになるように、ベタのパターンを電源とグラウンドとに振り分ける必要があります。プリント基板は、もともと全面の銅箔を溶かしてパターンを作ります。この溶かす部分を減らせば、ベタパターンになるわけです。コストゼロのノイズ対策という意味で、優れた方法です。

◆ 最近では、高密度実装のために、多層基板 が使われています。多層基板の代表例が4層基板 です(図.26)。

[図.26] 4層基板

4層基板

◆ 4層基板は、2 層が、信号配線で、残りの 2 層は、電源(ベタV)とグラウンド(ベタアース)です。したがって、単に高密度実装というだけでなく、ノイズ耐性の点でも優れた基板です。ただし、2 層基板と比較して高価ですから、高密度実装が不要で、ノイズ対策だけのために実施するのはコストアップになります。

9.(3-D) グラウンドループ

◆ グラウンドループ は、ノイズ対策上マイナスの要因です。グラウンドの配線が、ループ状になっているものを、グラウンドループと言います。グラウンドループの名が付いていますが、グラウンドに限らず、電源でも、さらには信号線でも同じ問題があります。とくにグラウンドで多く問題になるので、この名が付いたのでしょう。
電流と磁力線とは相互作用があります。電流が流れると、その電流に対応して磁力線が発生します(5.(1-C)。 逆に、ループ状の導線を通る磁力線が変化すると、電流が流れます(図.27)。

[図.27] 磁力線によってループに電流が流れる

磁力線によって電流が流れる

◆ この電流が、ループ中のインピーダンスに流れれば、電圧(ノイズ)が発生します。これを防ぐための第 1 の原則は、ループ状の配線を作らないことです。しかし注意しないと、グラウンドループは随所にできます(図.28)。

[図.28] グラウンドループの例

グラウンドループの例

◆ プリント基板の周囲をグラウンドパターンで囲むことは、完全なシールドではありませんが、かなりのシールド効果を期待することができます。しかし、図のようにループを作ってしまうと逆効果です。対策としては、パターンの1箇所を切って、ループを開けば良いわけです。
(b)のシールド線は、シールドが浮いた状態では、シールド効果がありません(8.(2))。接地する必要があります。しかし、大地は導体ですから、図のように両端を接地すると、グラウンドループができてしまいます。片側だけを接地します。このようにすれば、接地の効果もあり、グラウンドループも防ぐことができます。
◆ ところが、実際には、必ずしもその通りではありません。上記のことは、静電誘導が原因であるとすれば、正解です。ところが、周波数が高くなると、静電誘導よりも電磁誘導が効いてきます。電磁誘導の場合には、シールドに電流を流すことによって、シールド効果があります。電流を流すためには、ループになっていることが必要です。
◆ シールド線のシールド効果についての、実験結果があります。図.29は、シールド線を、片側接地したときと、両側接地したときのシールド効果を比較した実験の実験回路です。図.30はその実験結果の例です。

[図.29] シールドケーブルの実験回路

シールドケーブルの実験回路


[図.30] 実験結果

実験結果

◆ 図.30の縦軸は、両側接地で、周波数が 500kHz のときを 1 とした、相対的なノイズの大きさです。周波数によって、効き方が、交差しています。
この例からからも分かるように、ノイズの問題は、状況によって対策が相反することがあります。これが、ノイズ問題の難しいところです。

◆ グラウンドループは、ストレキャパシタンスによっても発生します。さきに1点アースがストレキャパシタンスために機能しなくなり、結果として、多点アースの方が良い場合があることを説明しました。これは、ストレキャパシタンスによってグラウンドループができてしまうことが原因と考えられます(図.31)。

[図.31] ストレキャパシタンスによるグラウンドループ

ストレキャパシタンスによるグラウンドループ


◆ 互いに距離が離れた機器が信号線で結ばれ、信号のやり取りをしている場合を考えます。
信号を伝えるためには回路を構成していなければなりませんから、信号の戻り線が必要です(図.32)。

[図.32] 離れた機器間における信号の伝達

離れた機器間における信号の伝達

◆ このとき、図のように、両方の機器を共に接地すると、グラウンドループができてしまいます。グラウンドループは、好ましくありません。
また、単にグラウンドループができるだけではありません。もう 1 つ別の問題があります。大地は、安定した電位を持っていますが、距離が離れていると、その電位は等しくありません(図.33)。

[図.33] 離れた場所の大地電位は異なる

離れた場所の大地電位は異なる

◆ この場所による大地の電位差は、コモンモード電圧です。
これらの問題を避けるために、どちらか一方、たとえば機器 B を大地から浮かせる必要があります。ところが、片方を浮かせても、まだ問題が残ります。機器 B を接地しないで大地から浮かせたとしても、機器と大地との間には、ストレキャパシタンスがあリます。このため、高周波では、このストレキャパシタンスにより、グラウンドループができて、ノイズトラブルが発生することがあります。

この問題を、完全に解決するためには、絶縁と呼ばれる対策が必要になります(第 19 章参照)。


[コラム.1] グラウンド

★ アースは、元々は、地面のことです。地球が太陽を回る惑星であることが分かってから、地球という意味が、でてきたのでしょう。グラウンドも、地面ですが、グラウンドの方は、地球という意味には、用いられていません。
★ グラウンドは、むしろ、運動場、競技場の意味で、用いられています。この運動場、競技場の意味のときは、フィールドの言葉も使われています。ただし、厳密に言えば、フィールドは、下図左の写真で、中央の緑の部分です。その周囲は、トラックです。フィールドとは、いいません。

グラウンドは運動場 競技場の意味で用いられている       フィールドとも呼ばれる

★ フィールドの、元の意味は、原野、牧草地、田畑などのことです。この意味では、上図右側の競技場の方が、フィールドの名にふさわしいかも知れません。

★ さて、接地について、2〜3 の補足です。
感電については、9.(1-C) で触れましたが、下図左は、感電の電流とその持続時間に対する、人体への生理的影響です。
     AC-1 ; 通常は知覚されない
     AC-2 ; 通常は有害な生理学的影響はない
     AC-3 ; 筋肉の痙攣、呼吸困難、一時的な心拍停止や心房細動の可能性がある
     AC-4 : AC-3 のものに加え、呼吸停止、心拍停止、熱傷などの可能性がある
下図右は、静電気放電において、帯電物体のキャパシタンスと帯電電圧に対する、安全と見なすことができる範囲を示したものです。

感電の電流とその持続時間に対する人体への生理的影響      静電気放電における帯電物体のキャパシタンスと帯電電圧に対する安全と見なすことができる範囲

★ 下図は、ビルにおける、総合接地システムの一例です。

ビルにおける総合接地システム

★ 下図は、接地極の長さと接地インピーダンスの関係です。

接地極の長さと接地インピーダンスの関係





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