ノイズ対策技術

QAROOM

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[投稿No]  6

[関連投稿No] [関連章節No] [種別] 感想
[ 名 前 ]  TAO [ 題 名 ]  面白い
[ 感 想 ]
スピーカーケーブルやRCAケーブルを自作しようと思い、ちょっとで もまともなものを作ろうと色々見ていたら、ここにたどり着きました。
私には理解するのに難しいところが多いのですが、すごく良くまとまっ ていて、大変ありがたいです。
コンセントにアースを取るところがないので、シールド用の網線をどこ か安定した電圧のところにつながなければならないのと、線材にちょっ と抵抗の高めのものを使おうと思っているので、ノイズの影響を無視で きるレベルなのかとか反射とかどうなのだろうとか。
このHP で勉強させていただきます。
ただの感想で、申し訳ありません。
[ 回 答 ]
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[投稿No]  7

[関連投稿No] [関連章節No] 9(2) [種別] 質問
[ 名 前 ]  山本有多可 [ 題 名 ]  シグナル接地
[ 質 問 ]
 お世話になります。ある制御盤の調整に途中から(装置納入後か ら)参加した者です。
電源系統をチェックすると、スイッチング電 源のDC出力0V側が負荷にいってるだけで、筐体から浮いていま す。
設計者に問い合わせたところ、以下の回答がありました。
(1)商用AC側のFG接地相が各所(工場等)で完全に統一ができてお らず、壁コンセント接続の計測器等をつないだ場合の、DCライ ンへのAC回り込みによる短絡が考えられること。
(2) 経験上、0VをFGに接地した場合の、コモンモードノイズ、 補機起動ノイズ等の悪影響の方がはるかに大きいこと。
 ベテランの設計者の言うことなので、信用できないわけではあ りませんが、ケースバイケースでほんとうに接地しなくていいの でしょうか。
ご回答よろしくお願いします。
[ 回 答 ]
シグナル接地(大地に接続すること)の目的は、シグナルグラウンド (回路動作の基準電位)を安定させることにあります。
大地自体は、極めて安定性が高い場所と考えられます (2(5-B))。しかし、 大地から機器まで配線します。この接地配線が、他と共用されている ときは、 共通インピーダンスを構成します。
他の共用している機器がノイズを発生する場合には、この共通 インピーダンスによって、逆にノイズを受け入れてしまいます。
質問の接地は、商用 AC 側の FG 接地相です。一般に、商用 AC 側の FG 接地相は、他の機器の影響を受けて、ノイズに汚染されています。 これをシグナル接地に利用することは、避けるべきです。
携帯機器が、接地無しに使用されていることから分かるように、 シグナルグラウンドは、接地の必要はありません。
ノイズトラブルのために、接地が必要な場合には、きれいな接地でないと 意味がありません。たとえば、 9(2-C)の図.10 の右側、図.11 を参考にしてください。


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[投稿No]  8

[関連投稿No] [関連章節No] 16(3) [種別] 質問
[ 名 前 ]  岩崎 悟 [ 題 名 ]  不完全積分時のフィードバックのR・Cの配置位置
[ 質 問 ]
ハイインピーダンスを短くというのは理解させていただきましたが、 では、CとRのフィードバックのものと直列で入ってくるRとあります が、どれをオペアンプの入力端子に近くするのでしょうか? よろしくお願いいたします。
[ 回 答 ]
特定の部品を、オペアンプの入力端子に近くに配置するのではなく、 16(3-A) の図 16 に赤で示した部分の配線の全長を、できるだけ短くします。
なお、短くするということの意味について、補足しておきます。
配線周囲のノイズ環境が一様であるなら、受けるノイズの強さは、 配線の長さに比例するということです。
ある特定の強力なノイズ源が、配線の特定個所に集中してノイズを 供給していて、それが支配的であるなら、そのノイズ源に対する 対策の方が、先決すべき問題です。
プリント基板の場合には、ノイズに弱いパターンの周囲に、 ノイズの加害者になるパターンを、近づけないようにすることが 必要です。
このような対策を併用しないで、単に短くしただけでは、不十分です。


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[投稿No]  9

[関連投稿No] [関連章節No] [種別] 質問
[ 名 前 ]  林 隆雄 [ 題 名 ]  AC電源ノイズ?について (ADSLのトラブル)
[ 質 問 ]
初めて質問させて頂きます。
ADSLを先月導入しました。調子良く使えていたのですが 突然固定電話(親子)機が明滅し使えなくなってしまいました。 サンヨー製の電話機だったのでメーカーに問い合わせた所 近くにノイズの発生源があるとそういう状況が出るとのこと。 電話機及び電話のACアダプターの1mほど上のところに ADSLモデムとそのAC電源をつけていましたので、 取り外した所、しばらくして回復しました。
今度はモデムとACを2m以上離れたところでセットしようと し、ACをコンセントにさした瞬間、またもや電話機が故障して しまいました。驚いて今は、外したままになっています。
ところが、今度はモデムやその電源を差し込んでいないのに (電話親機と子供のPCのダイヤルアップ・モデムとをモジュラー ジャックに二又でつないでいます) 子供がダイヤルアップにてインターネットを使用したら またもや電話機の故障が再発しました。
こんな状況なのですが、なにかアドバイス頂ければ幸いです。
[ 回 答 ]
ご質問の要旨は、分かりますが、質問の内容が、定性的なので、明確に 回答することは、困難です。ノイズの問題は、問題発生前と、発生後 との、それぞれ具体的、定量的状況が分からないと判断できません。
一応、推定される点ついて、下記に示します。
(1) 題名が、AC 電源ノイズ? となっていますが、AC 電源の問題 よりも、電話配線の問題である可能性が大きいと思われます。
(2) ADSL を導入し、取り外したとのことですが、ADSL を取りつける 以前の状態に、完全に戻したのでしょうか?ダイヤルアップ・モデムを、 既に、常時支障なく使用していたものとすれば、完全に、以前の状態 に戻っていない可能性があります。
(3) ADSL については、具体的には知りませんが、ADSLは、電話線の 配線状況が、大きく影響します。いろいろトラブルも多いようです。 配線の仕方については、ADSL のプロバイダと良く相談することを お勧めします。


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[投稿No]  10

[関連投稿No] [関連章節No] 15(4-C) [種別] 質問
[ 名 前 ]  園部 一郎 [ 題 名 ]  オペアンプのガードについて
[ 質 問 ]
はじめまして。ノイズ除去に関していろいろな情報を集めているうちに、 こちらのHPにたどり着きました。いままで書物等で調べても良くわから なかったことが、大変簡潔にまとめられていて、すばらしいHPだと思いま す。
さて、質問はアンプのガードのことなのですが、4層板でDIPタイプ (缶タイプでない)アンプを使用している場合、 ガードをするピンとガードされた領域の下のGND,POWER面はそこの 部分を抜いたほうがよいのでしょうか?
ガードの目的が、入力ピンと 近接する電源線との間の絶縁抵抗による誤差をなくすためのものと考 えると抜いたほうが良いような気がしているのですが。
初歩的な質問ですがよろしくお願い申し上げます。
[ 回 答 ]
オペアンプのガードは、他のパターンからオペアンプの入力ピンへの 漏れ電流を防止するのに有効です。この漏れ電流は、 主に基板表面を 流れる電流です。
この漏れ電流は、新しいきれいな基板でも、基板内部の漏れ電流 よりも大きいのですが、基板が汚れることによって、著しく増大します。
ご質問の漏れは、4 層基板の中間層の漏れになります。これは、 基板の内部であり,表面ではありません。
したがって、一般的には、漏れは無視できると考えられます。
なお、ガードの目的は、オペアンプの入力ピンと近接する、オペアンプ の入力ピンと電位が大きく異なるパターンからの漏れ電流を防止する ことです。電源線も、その 1 つですが、電源線には限りません。


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