再び紅葉の季節が巡ってきました。東京目黒の自然教育園は、山の手線の内側に、ありながら、自然の森が残っています。紅葉には、ちょっと早かったようですが、木々は、色付いていました。
各々の写真をクリックすれば、拡大写真が見られます。
入り口に置いてある、パンフレットです。自然教育園の地図が載っています。
なお、自然教育園のホームページは、
http://www.ins.kahaku.go.jp です。
このパンフレットの拡大写真は、字が読めるように、大きく拡大してあります。スクロールしてください。
この付近一体の地名は、白金です(町名は、白金台)。それで、「しろかねの森」の表題になっています。森と名づけただけあって、一帯は、天然の森です。
4〜5 百年前の中世の豪族の館から始まり、変遷を経て、昭和24年(1949)に、天然記念物および史跡に指定され、一般に公開されました。
路傍植物園を過ぎ、道が分かれるところに立っている、案内地図です。道標は、道の分かれるところには、立ててあります。
パンフレットと見比べながら歩けば、今どこにいるかが分かります。ただし、勝手気ままに歩き回りましたので、以降の写真は、道順にはなっていません。
ちょうど、やつでの季節です。
隣の 3 と書いてある立て札は、その植物を観るのに都合の良い季節に立てられる案内のようです。
森の中には、全く人工の手を加えてありませんが、鑑賞するための案内は、豊富です。
途中で見掛けた大木です。
数百年経った森ですから、このような大木が、あちこちに見られます。
先ほどのものが、大木と思っていましたら、それを遥かに上回る大木が現れました。
江戸時代、高松藩主 松平頼重の下屋敷の面影を残す松、とのことです。
樹齢約 300 年です。
多少開けた道もあります。
このようなところには、落葉樹があります。
かなり紅葉しています。
場所の故か、樹種か、どちらか分かりませんが、この自然園の中は、他所に比べて、紅葉が少し遅いところが、多いようです。
この日は、休日ですが、朝早かったせいか、ほとんど人を見かけませんでした。
これは、やっと、出会った人です。
なお、この後、昼近くなると、かなり、人が出てきました。
帰途、出口の付近では、多くの人と、すれ違いました。
下草類も、あちこちにあり、その環境によって、種類が異なります。
しかし、季節のせいで、枯れているものも多く、花を咲かせているものは、ほとんどありません。
この、しろよめな は、その数少ないものの 1 つです。
自然園は、広さもあり、場所によって、環境もいろいろです。紅葉も、早いところ、遅いところと、様々です。
この辺は、早いようです。
枯れたすすき(枯れ尾花)です。
この日は、晴れたり曇ったりの天気でしたが、ちょうど陽が射したところです。
逆光で、穂が輝いています。
水生植物園を後にして、出口の方に戻ります。
その途中にある、案内板です。
数百年の間に、林の植物の種類が、移り変わってきたことを説明しています。
自然園が、天然記念物および史跡であることを示す、碑です。これで、自然園の探訪を終わります。
なお、自然園入り口の脇に、展示ホールがあります。
入園して、最初に、この展示ホールを見ておけば、回るときの予備知識が豊富になります。
自然園の隣(目黒寄り)のところに、東京都 庭園美術館があります。
ここは、朝香宮邸として昭和8年 (1933年)に建てられた建物を、そのまま美術館として公開したものです。
東京都 庭園美術館のホームページは、
http://www.teien-art-museum.ne.jp です。
美術館は広大な緑溢れる庭園に囲まれており、自然と建物と美術作品を、あわせて楽しめます。ここの庭園は,自然園とは正反対の、人工の庭園です。
ちょうど、10月1日が、開館20周年で、それを記念して、「アールデコ様式 朝香宮が見たパリ の展覧会」が開催されていました。
以前に行ったときは、部屋を見るのが、主でしたが、今回は、美術品の展示が主体です。
ただし、作品の撮影は禁止されていますから、庭園を紹介します。
写真では、暗くてよく見えませんが、正面は、茶室になっています。
美術館の建物前の広場から、入り口の方向を眺めたものです。