6月は、花の少ない月と思っていましたが、探してみると、かなりあります。
洗足池公園内の花です。
各々の写真をクリックすれば、拡大写真が見られます。
「紫陽花(あじさい)」は、6、7月の代表的な花です。洗足池で、最も、まとまってあるのは、勝海舟の墓(第3回の地図参照)の付近です。
この他にも、あちこちにありますが、ここほど、まとまったところは、ありません。
ちょっと離れていますが、多摩川台公園の方が見事です。
第1回で紹介した「すいれん」は、ずっと咲き続けています。
すいれんと同様に、ずっと咲き続けているのが、「あさざ」です。「すいれん」より、葉も花も、小形です。
「はなじゅんさい」ともいい、若葉は食用になるそうです。
「立葵(たちあおい)」です。現在「あおい」と言えば、この植物を指すそうです。
この他、白色の花も咲いています。
「葵の紋」の「あおい」は、この植物ではなく、「双葉葵(ふたばあおい)」の葉を図案化したものです。
「半夏生(はんげしょう)」です。白く見えるのは、花ではなく葉です。花が咲く時期だけ、白くなるそうです。花は、白い葉の傍にある花弁のない頭を垂れた花穂です。
「どくだみ科」の植物です。本物の「どくだみ」も雑草として、あちこちに花を咲かせています。
「蛍袋(ほたるぶくろ)」は、数も僅かです。目立たずに、ひっそりと咲いています。
「つりがねそう」、「とうろうばな」、「ちょうきんばな」と、名前は、いろいろあります。
子供が、花の中に蛍を入れて遊んだことから、この名前が付いたとのことです。
「野萱草(のかんぞう)」です。「みずすげ」ともいいます。
「ゆり科」の植物です。花は、昼だけ咲く一日花です。
ちなみに、「すいれん」には、昼咲き花と夜咲き花とがあるそうですが、これは同じ花が開いたり、閉じたりです(洗足池のは昼咲きです)。
「撫子(なでしこ)」です。
秋の七草の一つです。辞典にも、8、9月に花を開く、となっています。また、辞典の写真とは、花の形が違います。
しかし、葉の特徴はよく一致しています。「なでしこ」の仲間は多数ありますから、別の種類なのでしょう。