洗足池は、桜の名所です。桜が咲いている間は、連日大変な賑わいですが、それ以外は、至って静かなところです。
今は、ちょうど緑の美しい季節です。
( 池周辺の地図が第3回にあります )
各々の写真をクリックすれば、拡大写真が見られます。
「洗足池」は、東急池上線「洗足池駅」のすぐ前、中原街道を隔てたところにあります。
これは、中原街道から見た洗足池です。池の周りは、「洗足池公園」になっています。街道沿いは、柳並木です。
洗足池の面積は、約40,000 m2です。東京23区内で、屈指の池です。広重の「名所江戸百景」に取り上げられてから、有名になりました。
ただし、この太鼓橋は、池月橋と言い、数年前に架けられた橋です。架けたときは白木で、1年ほどは、檜の香りが漂っていました。
洗足池には、「水生植物園」があります。
元、釣堀があったところを整備して造られました。新しいので、まだ十分に植物が育っていません。
いま、ちょうど「あやめ(菖蒲)」の季節です。これから増やすのだと思いますが、洗足池には「あやめ」は僅かしかありません。
「何れがあやめ、かきつばた(杜若)」と、歌にもうたわれている位で、私には、区別が分かりません。しかし、名札に書いてあるので、間違いはありません。
別のとろに、「かきつばた」があります。花の色が若干異なるような気がしますが。
その代わり、「きしょうぶ(黄菖蒲)」が群落を作っています。
洗足池では、池の水質を良くするために、数年前に、水処理設備が設けられました。
以前に比べれば、水はきれいになっています。
水生植物といえば、何と言っても「すいれん(睡蓮)」です。
よく見ると、ごみのような塊が見えます。この塊は、水処理設備の副産物として発生したものらしいのです。
水生植物園、とくに、周りを囲まれたところに、たまりやすいようです。
この白い「すいれん」は、水生植物園の対岸、太鼓橋(池月橋)の傍にあります。手前の杭の上にあるものは、亀です。甲羅干しをしています。
この亀が、そうであるか、どうかは分かりませんが、洗足池には、獰猛な亀が住んでいるそうです。
雑草の「むらさきかたばみ」です。「かたばみ」の仲間ですが、帰化植物です。
池を巡る道の傍らに生えています。雑草ですから随所に見られますが、ここのものは、葉も花も、大きくて見事です。
名札を付けてありますから、栽培しているのでしょう。
「かるがも(軽鴨)」親子の散歩です。ちょうど、いま、子育ての季節です。
偶然、この光景に出くわしました。これを狙って長時間待ち伏せしていれば別ですが、めったに、お目にはかかれません。
急いでシャッターを切った中の1枚です。