著書の紹介

マイクロコンピュータ・データ伝送の基礎と実際
〜RS232C/ハイレベル手順/距離を延ばす方法〜


本の表紙

A5判 287ページ
発行日 1984年10月(初版)
著者 宮崎誠一
発行所 CQ出版



内容の紹介

● データ通信の技術は、ハードウェア・レベルからソフトウェア・レベルまで、広い範囲にまたがっています。また、データ通信は、その適用対象によって、電話やISDNなどのブロードと、ビルや事業所構内のローカルとに分けられます。さらに、伝送媒体によって、有線と無線とに区別されます。
● この本は、ローカルかつ有線の範囲で、ハードウェア・レベルの技術を中心にまとめた入門書です。当時他に類書がなかったこともあって、ベストセラーとして多くの方に読んで頂きました。
● その後、宮崎誠一はこの本でカバーされていない範囲を補う、データ通信技術セミナー(1988年)を著わしました。また、時代の進歩に対応して、この本を全面的に書き改めたデータ伝送技術 実用ノウハウのすべて(1991年)を出版しました。

● 以下、この本の前書きから抜粋して紹介します。

 ★ データ伝送は、従来かなり特殊な技術と考えられてきました。しかし、いまやデータ伝送は決して特殊な技術ではなく、誰でもが使いこなさなければならない一般的な技術となってきました。
 ★ マイコンの普及によってコンピュータ技術は、特定のコンピュータ技術者だけのものではなく、すべての技術者にとって必要な技術となってしまいました。
 ★ データ伝送の技術もこれと同じことで、技術者にとって誰でもが必要とする技術になりつつあるということができます。
 ★ ・・・ 入門書ではありますが、データ伝送全般にわたって、総合的に述べていきます。
また単なる知識ではなく、データ伝送についての基本的なものの考え方に重点を置いて、システムとして理解できるように述べていきます。
 ★ 本書は、マイコン・システムで用いられる一般的な伝送システムについて、一応の設計ができるようになることを目標としています。



目   次


第1章 信号を送る
第2章 直列伝送 〜同期式/非同期式の実際
第3章 汎用インターフェース 〜マイコン・システムへの適用
第4章 伝送誤り制御 〜データの信頼性を上げる
第5章 伝送路の特性 〜伝送誤りの原因を探る
第6章 ノイズとその対策 〜伝送誤りを防ぐ方法
第7章 ライン・ドライバ/レシーバ 〜絶縁回路の設計
第8章 同期の技術 〜高度利用への展開
第9章 伝送プロトコル 〜ベーシック手順とハイレベル手順
第10章 ネットワーク伝送 〜LANへの展開
第11章 伝送システムの設計 〜パソコン・ネットワーク




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