多摩川台公園と、その「紫陽花(あじさい)」を紹介します。多摩川の北岸は、台地になっています。多摩川台公園は、その台地にあり、東急多摩川駅付近から東北に伸びています(地図参照)。
各々の写真をクリックすれば、拡大写真が見られます。
多摩川台公園の入り口にある案内板です (左方、白色の三角印の位置)。
川沿いのコース(赤線)の右側の起点が丸子橋、左側の終点が二子橋です。
丸子橋から左上ちょっとのところが、東急東横線/目黒線の多摩川駅です。
多摩川台公園は、多摩川沿いに、長く伸びています。
案内板のところから、左手に登って行くと展望台に着きます。この写真は、公園の展望台から見た多摩川です。
見晴らしが良く、多摩川八景の一つになっています。よく晴れた日は、富士山が見えます (写真よりも左の方向)。
公園は、ここ展望台から西に、ずっと延びています。桜の名所です。
展望台の裏手は、亀甲山 (かめのこやま) 古墳です。4世紀終わり頃のものと推定され、国の史跡に指定されいます。
このほか、多摩川台古墳群 (9基) が公園沿いに並んでいます。
古墳展示室があり、横穴式の岩室を再現し、出土品のレプリカ等を展示しています。
亀甲山古墳は、浄水場を作るため、ごく一部が切り取られたほかは健在です。
上の写真は、古墳の一部分ですが、全体を見渡すと、前方後円の形が、はっきり分かります。
浄水場の跡地は、水生植物園になっています。
写真の右手、奥の方が亀甲山古墳です。
通称「あじさい寺」の名で、各地に、あじさいの名所が多数あります。静岡県の極楽寺のあじさいは、数万本あるとのことです。
ここの、あじさいは、規模では、これらに、はるかに敵いません。
この写真は、展望台から、あじさいが多い公園ほぼ東端の斜面に行く途中の、道路です。
公園の、あじさいが多い所には、主な道路が、西側(上側)と、東側(下側)にあります。
これは、下側の道路です。
写っている人物は、あじさいを写生している人たちです。
上側の道路から、見下ろしたところです。
最大の群落で、品種は、普通の、いわゆる「あじさい」です。
花の色は、品種ではなく、土質や開花後の日数によって、青が濃くなったり、赤がかったりするそうです。
「額紫陽花 (がくあじさい)」です。
あじさいの花は、いろいろな品種がありますが、日本が原産です。各種のあじさいは、この、がくあじさいの原種を、栽培して、育て上げたものです。
濃い赤色のあじさいです。おそらく、西洋あじさいの仲間です。
日本のあじさいが、中国を経てヨーロッパに伝わったもを改良したものが、西洋あじさい (ハイドランジア) です。
白色のあじさいです。これも多分、西洋あじさいです。
いま人気の鉢植えのあじさいは、この西洋あじさいが、日本に逆輸入され品種が多いとのことです。