著書の紹介

マイコン・システムのリアルタイム制御作法
〜Z80の組み込みコンピュータ設計ノウハウ〜


本の表紙

A5判 247ページ
発行日 1988年10月(初版)
著者 宮崎誠一、宮崎仁
発行所 CQ出版


内容の紹介

● この本は、マイクロコンピュータZ80の高度な使い方(リアルタイム制御)に関する解説書です。
Z80は8ビットマイコン全盛時代の代表的な機種です。現在でも8ビット機には、Z80系統の後継機種が広く使用されています。
● この本の特徴を、著者のまえがきから引用して紹介します。
● ・・・ 入門的なものは多いのですが、Z80を高度に使いこなすための解説書は意外とありません。とくに割り込みを駆使したオンライン・リアルタイムの使い方に突っ込んだものはほとんどありません。
● この本はZ80を、高度に利用するための解説書です。またZ80に限らずマイコンをオンライン・リアルタイムや高度な使い方をする場合の解説書としても役立つと思います。
● ・・・ この本はハードに重点を置いています。しかし高度な使い方となると、ソフトとの関連が高くなります。ハードを使いこなす立場から、ソフトについても随時説明しています。従来この立場からのソフトの解説はなかったと思います。


目   次

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内   容

第1章 マイクロコンピュータの活用とZ80
リアルタイムの仕事の概念と、Z80についての概要を示してあります。

第2章 割り込み活用の徹底研究
割り込みに関する解説です。リアルタイムの仕事を行う場合に最も重要なのが割り込みです。そして第6章を読むことによって、この章の内容はさらに理解が深まると思います。

第3章 ダイレクト・メモリ・アクセス(DMA)
高速の入出力を効率良く行うには、DMA(ダイレクト・メモリ・アクセス)が有効です。この章はDMAについて解説します。

第4章 メモリを使って高速化する
高速の入出力をさらにレベルアップするためには、FIFOやデュアル・ポートRAMなど、特殊なメモリを使いこなすことが必要です。また、この章ではメモリの拡張や高速化についても説明しています。

第5章 マイコン・システムの信頼性対策
この章では、まず正しい動作を行わせるためのノウハウや注意事項を説明します。さらに、リアルタイムシステムで重要な、信頼性を高めるための手段を解説しています。
ただし、信頼性一般の解説ではありませんから、マイコン・システムに固有なことだけを示します。

第6章 リアルタイム・モニタの基礎と実際
リアルタイム・モニタの解説です。この章は唯一のソフトウェア主体の章です。
割り込みをより良く理解し。使いこなすことを目的としていますので、その範囲で簡単に示してあります。



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