発行日 昭和46年1月(初版)
著者 宮崎誠一
発行所 産業図書
● この本は、コンピュータが新しい技術としてあらゆる分野に普及し始めた当時の、コンピュータに関する技術を網羅した「コンピュータ・サイエンス・シリーズ」の一冊として出版されたものです。
● この本の特徴を、著者のまえがきを抜粋して紹介します。
★ コンピュータの自動制御への応用である、コンピュータ・コントロールの最初の応用は、石油精製工業において、1959年にスタートした。
★ ・・・ 本書においては、コンピュータ・コントロールを情報システムとして総合的にとらえる立場からの解説を主体としている。
★ まず第1は化学工場という生産システムにおける情報システムの役割、情報システムの構造を明らかにすることを目的としている。
★ 第2はこの情報システムを構成するハードウェアとソフトウェアを総合的に概観することを目的としている。
★ この二つを通じて、化学工業におけるコンピュータ・コントロールをシステムとしてとらえることができることを願っている。
1. 序論
1.1 プロセス制御とコンピュータ
1.2 化学プロセスの概要
1.3 プロセス制御の概要
2. コンピュータ・コントロールの概要
2.1 コンピュータ・コントロールの応用分野
2.2 コンピュータ・コントロールシステム
3. コンピュータ・コントロールの用途
3.1 DDC
3.2 シーケンス制御
3.3 プラント・オペレータ・レベルのSCC
3.4 最適化制御
3.5 オフサイトのSCC
3.6 MIS
4. ハードウェア
4.1 概要
4.2 検出端
4.3 伝送とデータ通信
4.4 プロセス入出力装置
4.5 オペレータ・コンソール
4.6 CPU
4.7 信頼性
5. ソフトウェア
5.1 概要
5.2 システム・プログラム
5.3 アプリケーション・プログラム
6. 計画と実施例
6.1 基本計画
6.2 設計、設置および改良拡張
6.3 実施例