著書の紹介

化学プラントの計装


著書の表紙

A5判 179ページ
発行日 昭和37年6月(初版)
著者 宮崎誠一
発行所 日刊工業新聞社


内容の紹介


● この本は、宮崎誠一の初出版です。
● 昭和28年に大学を卒業し、千代田化工建設に入社しました。化学プラント計装の仕事に従事し、その間に経験し蓄積した独自の技術をまとめたものです。

● この本のカバーに記した、著者のことばを紹介します。

 ★ 化学プラントにおいて、熱交換器や、蒸留装置などの計装方式にどんな方式があるか? またその使い分けはどのようにやるか?
 ★ この疑問に答えてくれるのが本書である。
 ★ 化学プラントの計装に関する図書はかなり出版されている。それらの多くは、理論的なものである。また実際について述べたものは、ほとんどがプラントよりも計器の方にその重点を置いている。
 ★ しかし化学プラントの計装を考えるには、プロセスそれ自体を知る必要がある。
 ★ 本書は今迄の類書にはあまり述べられていなかった面を取り上げて、平易にわかりやすくまとめたものである。
 ★ 何分小冊子なので、詳細にわたっていないきらいはあるが、しかし、全体を概観するには手頃であると思う。


目   次

1. 序論
2. 弁による流量調節
  2.1 基礎
  2.1 応用 3. 物質収支の調節
  3.1 自己平衡性と自動制御
  3.2 物質収支の調節
  3.3 平均制御
  3.4 物質収支制御の各種例
4. 熱交換プロセス
  4.1 熱交換機の基礎
  4.2 向流型の実際
  4.3 凝縮を利用した加熱
  4.4 凝縮器
  4.5 蒸発による冷却
  4.6 加熱炉
5. 物質移動
  5.1 蒸発
  5.2 蒸留
  5.3 吸収
  5.4 抽出
6. 反応
  6.1 反応の概要
  6.2 反応の計装例
7. まとめ



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