洗足池の水源、さらに池の下流までを探って見ましょう。
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洗足池の水源は、池の北方、約1kmのところにある、「清水窪」です。
池の北側には、東急大井町線と目黒線が通っており、両線の乗換駅である「大岡山」駅、目黒線の「洗足」駅、大井町線の「北千束」駅があります。
宮崎技術研究所の下車駅は、池上線の「洗足池」駅です。名前が良く似ているので、時々,間違える人がいます。
大井町線と池上線は、「旗の台」駅で接続していますが、「洗足」駅からだと、2回も乗り換えなければなりません。
清水窪は、東京23区内屈指の湧水です。小さな池があり、清水窪弁財天をまつってあります。
湧水は、鳥居の奥、祠の左側に見える、尖った石のところにあります。
これが湧水です。どんな旱魃のときでも、この水は涸れたことが無いそうです。ただし、最近は水量が減ったため、池の水を循環させているらしいです。
この湧水は、昔は灌漑に使われていました。ところが、この用水は埋め立てられ、一時下水に流されていたそうです。
いまも埋め立てられたままですが、洗足池の水源を確保するために、再び洗足池に注ぐようになりました。
地下を潜った源流は、桜山のところから、地上にでます。あまりにも、無粋な溝です。ごみは多少浮いていますが、さすがに水はきれいです。
桜山は、洗足池の北岸にある山で、洗足池公園で最も桜が多い、文字通り桜の山です。
洗足池の水は、中原街道と池上線を潜り、南に流れ出しています。
洗足池駅から、宮崎技術研究所に行く道沿いです。以前は、汚いドブ川でしたが、一時埋め立てられました。
それが再び流れに復活し、きれいな桜並木になりました。
桜は,成長の早い植物です。この桜並木は、苗木を植えてから、まだ10年あまりですが、春には十分、お花見ができます。
序に、宮崎技術研究所を紹介しておきます。
この写真は、少し前に撮影したものなので、「つつじ(躑躅)」が盛りです。
さらに川沿いに下ると、駅から10分ほどで、都立荏原病院の裏門です。
そこから、少し下ったところで、鯉を見つけました。この付近だけが深くなっています。狭いところに閉じ込められた格好で、ちょっと、かわいそうな気がします。
[注] このときは、たまたま水量が少なかったためです。平常は、流れ全体を泳ぎ回っています。
さらに南に下ると、新幹線に突き当たります。この付近から、流れは地下に潜ります。
新幹線を越えてから、(たぶん) 他の流れと合流した後に、呑川に注ぎます。
呑川は、多摩川は別格として、大田区を北東から南西に貫流する唯一の川です。呑川の源流は、世田谷区の桜新町です。
呑川を活き返らせるために、新宿の落合浄水場から処理水を引いてきて、ここから、川に流しています。この立て札は、その由来を書いたものです。
東急目黒線から北側は埋めたてられ、遊歩道になっています。ここから、姿を表わします。